【現代のシルクロード構想】アジアハイウェイとは【走破は不可能】

お疲れ様です。kodaxです。

高速道路を走行していると、稀に見つけるこの白黒の標識が気になりませんか?
私は気になります!

氷菓

ということで、今回は高速道路にある謎の標識、
アジアンハイウェイについて紹介します。

こんな人におすすめ!

高速道路で見かけるあの白黒の謎の標識は何?
アジアンハイウェイって何?

まずは結論!

  1. アジアハイウェイとは、アジア32か国を幹線道路網で結んだ総延長142,000㎞の国際道路網を指す。通称「現代のシルクロード」とも。
  2. 日本も参加しており、日本橋を起点に福岡まで1,108㎞をアジアハイウェイ1号線として結ぶ。
  3. 完成すれば経済・文化の交流および発展が見込まれるが、世界情勢により現状では走破不可能。

記事の前に自己紹介!

・25歳会社員ブロガー
・東北出身→大学進学のため上京し、現在は大手企業で3年目
・地方でも車に依存せずに人生を楽しむ方法を確立
・釣り・旅行・道路をこよなく愛し、得た情報を日々発信

目次

概要

冒頭でも述べたように高速道路を走行していると、
たまに見かける白黒で書かれた「AH1」という文字の標識。
私も気になったので、このブログで紹介するために調べてみました。

調べてみるとかなり歴史は古く1950年代ころから検討されていたようです。
1959年にはアジアハイウェイ計画が採択され、
正式にその構想を具体化させることとなりました。

そもそもなんでこんな議論がされたの?

当時アメリカやヨーロッパでは既に国際道路網が敷かれていて、
アジアでも同様の動きを見せ始めたことがきっかけです。

このアジアハイウェイには様々なメリットがありますが、
ここでは国土交通省のHPを参考にすると
アジア・ヨーロッパ間を道路網で結び、国同士の経済・文化の交流を図ることを目的としているみたいです。

でも、私はもっと大事な視点が抜けていると思うんですよ。
それはね、

車で日本からヨーロッパまで行ける!

圧倒的ロマン!これですよ!

え?
日本からユーラシア大陸までは船でしか行けないって?
それは無粋ですよ。ロマンがないなあ。

kodaxも含め、車でヨーロッパまで行ってみたいと思ったことは、
皆さんも一度や二度あるでしょう。

この構想が実現すれば日本とアジア、ヨーロッパの繋がりが密接に混ざり合うことは間違いないと思いませんか。

そんな夢のあるアジアハイウェイですが、
現在はアジア地域32カ国が参加し総延長約142,000kmの国際道路網が敷かれています。

アジアハイウェイのルートマップ

アジアハイウェイのルートもまた壮大な道路網となっており、
の図はアジアハイウェイの路線図です。

主要路線は19路線まであり、主要路線以外にも3桁番号まで区別されてて、
日本には東京から福岡まで1号線が指定されています。

ざっくりですが、1号線を結ぶとこんな感じです。日本~韓国~北朝鮮~中国~ベトナム~カンボジア~タイ~ミャンマー~バングラデシュ~インド~パキスタン~アフガニスタン~イラン~トルコを結び、トルコから先は欧州自動車道路と接続しています。

地味に起点が東京の日本橋に指定されているんですよね。
もし、実現したら当ブログでも挑戦してみたいです。

きっとその時のブログタイトルはこんな感じ?
「東京からトルコまで車で行ってみた!」

ちなみにアジアハイウェイにも路線番号の分け方があり、
国土交通省のホームページには以下のように記載がありました。

’’アジアハイウェイの路線番号は、以下の原則に基づいて設定されている。

  • 路線番号は、「アジアハイウェイ」を意味する”AH”から始まり、
    次に一桁、二桁または三桁の数字が続く。
  • 1‐9までの一桁の路線番号は、実質的に複数の地域をまたいで設定されているアジアハイウェイ路線に設定されている。
  • 二桁および三桁の路線番号は、隣接地域間を結ぶ道路を含む、地域内の道路に設定されている。’’

実際に走破可能なのか

では実際に走破することは現実的に可能なのか。

現在は走破することはできません。

それは世界情勢によって通行が不可能なルートがあるためです。

上のルートマップで通行する国を挙げていますが、その中に北朝鮮も含まれています。
ここが1番の課題ではないかと思います。

まず、韓国と北朝鮮は現在も停戦中ですし日本も北朝鮮とは国交を結んでいません。
また、アジアから中東地域にかけては情勢が不安定なためいつでも渡れるとは限りません。

日本政府から退避勧告の出ている地域もありますし、
そういった地域は当然路面状況も悪いことが予想されます。

実現に向けて

そんな課題の多いアジアハイウェイですが、
現在も計画自体は進んでおり冒頭で述べた標識が各国に設置されています。

ただ、2005年以降は具体的な動きがみられず、
私が生きている間に開通するのかもわかりません。
そのころには技術の発達や世界情勢によって道路が使われなくなるかもしれませんが。。。

kodaxも今後の動向を、長い目で見守っていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

kodax

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