五島列島に行ってみたい・・・!
2024年1月に五島列島(福江島)に行ってきました。離島の場合だと飛行機で行くことが多いのですが、時間が合わなかったり金額が高かったりしたので往路はフェリーを使って行くことに。
効率よく時間を使えて価格も安く行けたので皆さんにおすすめしたいと思い記事にしました。
今回は福岡~福江島までフェリーで行った様子を乗船記として紹介します。この記事を見ればフェリーの乗船方法や船内の雰囲気、宿泊した部屋、外の景色などが分かります。
福岡から五島列島に旅行するときの参考にしてみてくださいね。
フェリー太古とは?
私が乗船したのは野母商船が運航しているフェリー「太古」です。
太古は博多港と福江港を結ぶほか、五島列島の各地に寄港しています。1日1往復で定期運航しており、博多発だと深夜出発のみ。
いわゆる夜行フェリーとして今回は利用してみました。初めての深夜便なので不安はありましたが、乗ってみたら想像以上に快適に過ごせましたよ。
運賃
フェリー太古は旅客運賃に加え、必要であれば客室や手荷物、自動車積載料金がかかります。旅客運賃は博多→福江で4,930円です。
指定客室料金はグリーン和室~スイートまで全5種類あり、同じ部屋でも上りと下りで料金が異なります。
クラス | 客室数 | 料金(博多発) |
---|---|---|
スイート | 1 | +17,600円 |
ファミリー | 2 | +9,600円 |
ツイン | 16 | +5,200円 |
グリーン寝台 | 54 | +2,200円 |
グリーン和室 | 21 | +1,500円 |
時刻表
博多から福江へ向かう下り便は深夜23:45に出発し、8:15に到着します。所要時間は8時間30分と長いですが、寝ていればそれほど長くは感じないでしょう。
港名 | 博多 | 宇久 | 小値賀 | 青方 | 奈留 | 福江 |
---|---|---|---|---|---|---|
下り | 23:45 | 4:05 | 4:50 | 6:05 | 7:35 | 8:15 |
上り | 17:50 | 13:55 | 13:10 | 12:10 | ← | 10:10 |
- 全長 94 m
- 総トン数 1,598トン
- 航海速力 19ノット
- 旅客定員 350名
- 搭載車両数 乗用車55台
乗船する前のQ&A
- 船酔いしなかった?
-
通常は船酔いしませんが、画面の文字や本を読むのは少しきつかったです。寝ていれば全く気にならない程度の揺れです。
- 航海中は良く眠れた?
-
揺れも少なく快適に眠れました。今回はグリーン寝台を利用し、カーテンや照明もあるので個人で調節できるのが大きかったです。
- 予約はどうした?
-
電話予約とネット予約が可能です。私はネット予約を選びました。システムもスムーズに動いたので、特に不満はなかったです。
フェリー太古の乗船レポ!
それではフェリー太古に乗船してみましょう。ちなみに行く目的は五島列島に行ってみたかっただけ笑
福江島はグルメ・見どころもたくさんの歴史もある面白い島でした。福江島の様子は後日記事にする予定です。
博多フェリーターミナルに到着
23:45出発に合わせて1時間前に到着しました。博多ポートタワーがお出迎え。
乗船時間は21:45開始で、私も早速窓口へチェックイン。窓口で予約番号を伝え無事に手続きを終えるとコンビニで食料調達しておきます。
ちなみに23:15までには乗船をお願いされました。待合室は人もまばらで、お土産屋には乗船客らしき人がお土産を買いこんでいます。
太古に乗船します
チケットを係員に見せて太古に乗船します。QRコードを提示して、船に乗り込むとスタッフがチケットを確認し、今回宿泊する部屋に案内します。
船内に入った第一印象は近代的な造りで快適そうだなといった感じ。スタッフもしっかり制服を着て、少しホテルのフロントマンっぽい。
グリーン寝台の様子
こちらがグリーン寝台の部屋です。部屋の中に8つのキャビンがあり、1人1部屋割り振られています。
今回のキャビンは下段の左側B-4です。靴を脱いで入れるための収納スペースがあって、スリッパも設置されています。
パネルで入室中かどうか分かるんですね。見てみると他のキャビンも入室中と表示されてる。
キャビンの中は一般的なカプセルホテルと同じ広さで、マットレスが敷かれています。シーツや布団は自分で作業するスタイル。
また枕の横には収納スペースもあるので、リュックやカバン程度なら置くこともできそうでした。スーツケースや大容量のバックパックは厳しいので、スーツケースは荷物置き場に置きましょう。
テレビと照明、エアコンが完備され、照明も自分で調節できます。分かりづらいですが照明の下にコンセントが1個だけありました。欲を言うならコンセントはもう1つほしかった・・・。
枕側から見たらこんな感じ。脚は充分伸ばせるし、窮屈な感じもしないので1泊くらいなら余裕そうです。マットレスは固めで寝返りも打ちやすく、船上の部屋と考えると最低限のクオリティは保たれている印象。
荷物を置き、落ち着いたら少し船内を探索します。
スタンダード&ツインルーム
1階のスタンダードルームには雑魚寝できるスペースが多くあり、各々布団や寝袋などを敷いていました。うーん、ちょっと私はきついかも。よく寝れなそう。
女性専用スタンダードルームもあるので女性も安心できる空間があるのは良いですね。さらに前方にはマッサージチェアがあるリラックスルームとキッズルームもあるので、家族利用を想定してのことでしょうか。
ちなみにマッサージチェアは無料ではなくしっかり料金取られます笑
ツインルームは下船間際に空いている部屋を特別に撮らせてもらいました。
広さはそこまでないけど個別空調があって個室の空間というのは魅力的ですね。セキュリティ面も心配ないし夜行フェリーならこっちの選択肢もあり。
シャワールーム
男性と女性に分かれているシャワールームは、同時に2人まで入れて洗面台も付いているのでかなり便利。ドライヤーもあるので、ここでシャワーを浴びてさっぱりした状態でぐっすり眠れば最強です。
ただアメニティは無いので、タオルやシャンプーなどは自分で用意しましょう。一応船内にはバスタオルの販売もあるようです。
でもよく考えるとシャンプーの持ち込みなんて普通しないから、あくまでも汗を流すとかの目的なのかな?
ゲームコーナー
驚いたのがこちらのゲームコーナー!小ぶりながらも船内にゲームマシンがあるとは。。。
両替機もあるし割と需要はありそう。
後方ラウンジで夜食
1階の後方にはラウンジ兼スタンダードルームもあり、みんな飲食して話したりテレビを見たり寝ていたり結構自由な空間です。私もお腹が空いてきたので何か食べることに。
自販機がたくさんあるのでどれを選ぶか迷う。にしてもアイスやお菓子、カップ麺まで一通り揃っています。
これに決めた!
やっぱり日清カップヌードルですよね。それとコンビニで買ったおにぎりを合わせて夜食といきましょう!揺れる船内、少し賑やかなラウンジで漆黒に染まった海を窓から眺めながら食べるご飯も悪くないもの。
食べ終えたら自室に戻ってこの日は就寝します。起きた時には五島列島の姿が見えるかなと思いつつ、すぐに眠ります。
起床からの展望ラウンジへ
絶賛ノンレム睡眠中でしたが、船内アナウンスによって目を覚まします。寝ぼけながらも案内をよく聞くともう少しで福江島に到着とのこと。
そんなに寝ていたのかと思いつつ、身なりを整え展望ラウンジにでも向かいます。
雲一つない快晴!!!
だったらよかったのですが、この日はあいにくの雨模様。
展望ラウンジの大きい窓から見える景色もグレーに染まっています。ラウンジのソファの座り心地が良くてもうひと眠りしたい。
外にも出れるので少しだけ出てみました。景色は特に変わらないけど、潮風が気持ちいい!福江島の様子も少しずつ見えてきて離島に近づいている実感が湧いてきます。
展望ラウンジは自販機やテーブル、ソファなどがあり、窓も大きいので景色を見ながら軽食を食べたりするのに最適ではないでしょうか。夜は酒盛りをしてる人もいたので、人気のスペースでしょう。
プロムナード&案内所
下船前に少しプロムナードと呼ばれる場所に寄ります。ここはテーブルとソファがあって窓から景色を見れて、カフェの窓際席のような感じですね。
また1階と2階を繋ぐ階段が中央にあり、太古の看板も鎮座しています。記念写真を撮るならここでどうぞ。
1階の案内所には長崎のお土産も販売されていました。
下船します
下船開始時刻になると一斉に乗客は降りていきます。
船から港には高架橋を渡っていく必要があり、少し歩けば無事にターミナル入口に到着。ターミナル内はきれいで明るい印象ですね。
まとめ
今回はフェリー太古に関するグリーン寝台の様子や乗船した感想を記事にしました。
航路中は揺れることもありましたが、ぐっすり寝られる程度の揺れだったので思ったよりも快適に過ごすことができました。フェリーの割にはかなり綺麗で清潔な雰囲気だったので、誰でも安心して過ごせると思います。
複数人や家族で来るならツインなどの個室がおすすめですね。次また乗るならグリーン寝台かツインかなあ。
この記事が少しでも役に立てたら幸いです。