世界遺産で旅をする Vol.3/屋久島を2泊3日で満喫してみた

こちらの記事は屋久島旅行記3日目の記事になります。

まだ1日目と2日目をお読みでない方は以下の記事からどうぞ↓

長いトレッキングから一夜明け、起床したのは朝7時。

おはようございます。。。

死ぬほど筋肉痛のRoyです。昨日の4時起床から考えると7時過ぎの起床はなんだか遅い気もしますが、世間的には充分早い時間に起きてる、、、はず。

今日は屋久島滞在の最終日です。昨日までは縄文杉トレッキング関連のスポットに行っていたので、今日は1日目に行けなかった場所へ行ってみましょう。

目次

3日目 起床with筋肉痛

7時に起床できたので、朝食でも食べようと思い会場へ。会場を見渡すと、外国人旅行者や老夫婦が数組いました。それにしても窓に朝日が差し込んで気持ち良いですね。

にしても筋肉痛ですわ。特に首と太ももとふくらはぎが痛い。翌日に痛みが来ることでまだまだ若いなとおもいつつ。。。

本日の朝食は和風ビュッフェ形式でした。メインメニューはなぜか水餃子なのが気になりましたが、ご飯との相性も案外悪くなく美味しかったです。

できればもう少しメニューが多いと嬉しいのですが、パンやデザートもあるので食べるには困らないかな。

部屋に戻り身支度を済ませ、チェックアウトしたのは8時30分でした。3日間過ごしたホテルに別れを告げ、最初の目的地である大川の滝へ向かいましょう。

ごはんも美味しいし、大浴場もあるし縄文杉トレッキングにも便利だし良いホテルでしたね。

大川の滝の迫力に驚愕!間近まで近寄れました

無事に大川の滝へ到着しました。私も車で知らなかったのですが、実はここ落差88mもあり、日本の滝100選(そんな100選あったんかい)にもなっている有名なスポットみたいです。

駐車場は5台しか停めれないくらい小さかったので注意。駐車場から歩くとすぐに看板が見え、もう少し歩くと到着。

おお、迫力満点!

ここからでも充分すごいですが、大川の滝がすごいのは滝つぼ間近まで近寄れること。岩場を上手く使いながら近づいてみます。そこからの景色がこちら。

すごい迫力!水しぶきがモロに体にぶつかってきます。

マイナスイオン浴び放題です。もはや浴びすぎて若返りそう。知らんけど。

これでも水量が少ない方で今は滝の進行方向が1方向しか出ていないですが、雨が降った翌日は3か所に滝が分かれ、ヤマタノオロチのような見ごたえになるようです。

ここでも既に満足ですが、より滝つぼに近いスポットへ岩場を使って移動しましょう。それがここ。

こっちも水しぶきがすごい笑

いや、想像以上のスポットでした。正直もう1つの滝スポットである千尋の滝に行こうか迷いましたが、間違いなく大川の滝をお勧めします。とにかく滝との距離が近くて大きいので迫力がすごすぎました。

潮騒でお造り定食を

さて次はお昼も兼ねて宮之浦方面へ。本当ならこのまま1周する形で屋久島を回りたかったのですが、西部林道と呼ばれる道路が通行止めでした。仕方ないので来た道を引き返すことに。

車からは右手に海、左手に山という火山島らしい風景が続きます。屋久島は信号も少なく基本的に1本道なので走りやすい。もともとが火山島だから山との距離が近くて背景にある山の存在感が際立ちますね、岩肌が見えたりすると余計に。

屋久島空港を覗こう!

途中、屋久島空港に立ち寄ります。こういった離島の空港って珍しいお土産があったりしてレア感があるので、思わず寄ってしまいます。このブログだって「移動も楽しむ旅」をコンセプトにしていますし。

こじんまりした空港の中には売店とレストランなどが詰まっており、売店には屋久杉や登山グッズなどが置かれています。屋久島限定の焼酎とか良いお土産になりそうです。

そしてthe・食堂といった感じのレストランもあるので多少の時間は潰せるかな。何気に伊丹と福岡からの直行便もある屋久島空港の紹介でした。

そろそろ本題である宮之浦エリアの飲食店へ向かいます。そのお店の名前は「潮騒」。名物の首折れサバが目当てで来たのですが、この日は残念ながら首折れサバの入荷はナシ。

まあ他に行く当てもないし行ってみるかと思い、頼んだのはお造り定食1,900円。正直高いなと思いましたが、刺身は厚くて味も美味しい。でも特別美味しいかというと・・・といった感じでした。

開店してすぐに入店したら続々とお客さんが入ってくるので人気なお店のようでしたが、これなら1回でいいかなあ。首折れサバは一度食べてみたいから、入荷してるときに訪れたいですね。

西部林道は自然あふれる魅力的な道でした

お腹を満たした後はもう1つのお目当てである西部林道へ行きましょう。安房から車で約30分走れば到着です。

すると何やら看板が。これは怪しい空気が漂います。

よく見てみると、この先の途中にある橋が台風で流失した影響で通り抜けできないとのこと。それは既に知っていたので先に進みます。

西部林道とは?

島の西側、栗生・永田集落を結ぶ海岸沿いの道路、通称「西部林道」は、約20kmにわたって人家のない道のりが続いています。そのうち瀬切大橋から屋久島灯台入口の手前約1kmのところまで、約15kmは世界自然遺産地域に含まれ、海岸部から山頂部まで人の手が加わっていない森林が続いています。道路沿いはほとんどが照葉樹林で「緑のトンネル」と呼ばれているところもあります。

©鹿児島県 公益社団法人鹿児島県観光連盟

ここにはヤクシマザルやヤクシカを始めとする固有種がみられ、人気のドライブスポット?になっている場所です。私も動物に出会えるかワクワクしながら走らせます。

道はかなり狭いので運転に自信がない人にはあまりおすすめできないですね。幸いにも私が通った時は1台もすれ違わなかったので快適に運転できました。

お、

おお!

いました!ヤクシマザルですね!

まさか来て早々に出会えるとは。これは運が良かったかも。うんうん。

間近で見ると結構かわいいもんですね。思わず写真をパシャリ。

それにしても全く人に動じないですね。こいつら肝が据わりすぎて、もはや肝が鎮座しちゃってます。以前まではレッドリストの準絶滅危惧種に指定されていて、現在は個体が増加してリスト外になっているようです。人に対しての危機感がないのか、毛づくろいや何か作業をしていました。

しっかりと写真に収め、サルを驚かせないよう静かに車を動かして先に進みます。

道端には猿が描かれた標識が設置されていました。これはなかなかレア!

ん?

またいた!今度はガードレール付近にいるサルを発見。どうやら1匹のようです。こっちを見るとすぐに逃げてしまったので、個体差によっては人への警戒心が高いサルもいるのでしょうか。

しばらく進むと通行止めの場所まで来てしまいました。来た道に比べると切り返すスペースがあるので、Uターンして折り返します。結局ヤクシカには会えなかったけど、木々に囲まれた道路を走っているだけで癒しを与えてくれます。

帰りにもヤクサルがいたのでシカよりも比較的会いやすいのかもしれないですね。下手なサファリパークよりもこっちの方が無料だしおすすめかも。

屋久島のビーチとお土産さんに立ち寄り、レンタカー返却

永田いなか浜

西部林道の次は海沿いを中心に回ります。まずはこちらの永田いなか浜。こちらはウミガメの産卵が見られるビーチでシーズンになると鑑賞会も開かれるほど。

訪問時は残念ながらシーズン外のためただの砂浜ですが、白砂で美しい眺め!南の島だからなのか海の色が本土と少し違うのが気になりました。青色というよりも群青色に近い感じ。

屋久島って海に囲まれているので一見、砂浜やビーチが多そうに見えるけど海沿いって結構崖とかが多いからこういったビーチって珍しいらしいです。ここから徒歩10分でこういった崖になってますからね。

屋久島観光センター

帰りのフェリー時間もあるので、最後にお土産屋へ寄ってから返却するとします。訪れたのは屋久島観光センター。基本的なお土産は大体揃っているから、ここで買うと良いですよ。

ガソリン満タンにして無事に返却。今回の走行距離は212km!ガソリン代は2,100円でした。1周できないため思ったより距離を走ったと思います。

離島のレンタカーだと思ってあまり期待していませんでしたが、比較的新しくて状態も良かったのでレンタカーガチャは大当たり!次来るときもここにしようと思いました。

フェリーで鹿児島へ帰港

フェリーが16時発なのでレンタカー店から徒歩で港へ。徒歩10分くらいで到着。ターミナルの中は乗船待ちの人で混雑しています。私も手続きをしてチケットを無事に発券できました。

時間もあるのでターミナル内のお土産を見たり、フェリーを見たりして時間を潰します。せっかくなので乗船待ちの人に記念写真を撮ってもらいました。背景に宮之浦岳も収めてもらい、屋久島っぽさがあって良い感じの写真!

乗船時間になるとアナウンスがかかり続々と乗船していきます。ジェットフェリーなので座席指定で乗船中は着席するタイプです。乗船率は30%くらいでしょうか。

船自体は揺れないし静かで快適でした。売店は無いけど自販機はあります。座席は左の窓側だったので、夕日が見られてとても旅情を感じる船旅になりました。

2泊3日で巡った屋久島は是非訪れてほしい!

全3回にわたってお伝えしてきた屋久島旅行記もこれにて完結!

やっぱり縄文杉の迫力は圧巻の一言でしたね。縄文杉トレッキングするなら確実に若いうちに行っておいた方が楽しく行けると思います。

洋上アルプス・世界遺産の島・縄文杉・・・。

人によってさまざまな印象を持つと思いますが、間違いなく共通しているのは、来てよかったと思える場所だということ。私も最初は縄文杉だけの島だと思っていましたが、ヤクサルや特異な環境で生まれた生態系など違った側面を知ることができて興味深かったです。

この記事で屋久島の魅力が少しでも伝わり、1人でも多くの方が屋久島に訪れてくれたら幸いです。

目次