世界遺産で旅をする Vol.2/屋久島を2泊3日で満喫してみた

年を取るほど早起きになりがちと言いますが、26歳を迎えた私にとって早起きといえる時間は6時くらいから。

この日の起床時刻は3時50分。早起きというかもはや修行の一環かな?

というわけで、おはようございます。いよいよ縄文杉トレッキング当日を迎えました。

前回は福岡から屋久島へ移動し、トレッキングに備えた事前準備の様子を書きました。

今日は縄文杉トレッキングの1日の様子を中心に、個人的なおすすめポイントや注意点を加えてお届けしたいと思います。

写真が多めになりますので、実際に行った気分で見ていただけると幸いです。

なお、写真撮影に使用している機材はCanon EOS R6 Mark II&RF14-35mm F4 L IS USMの組み合わせです。

旅行にも持ち運びやすい軽量ミラーレスに、様々な場面で対応可能な超広角ズームレンズの組み合わせは旅行の際の撮影におすすめ。

写真はRAW撮影で行い、Lightroomで現像しました。

目次

2日目 ホテル→荒川登山口

起床&準備 3:50

冒頭でも書いた通りこの日は3:50起床という鬼のような日程。

とはいえ4:30にはバスの出発地点である屋久杉自然館へ付いておきたいので、割と時間がないです。

前日に準備した着替えと食べ物などをバッグに詰め、ホテルから出ましょう。そういえばフロントで弁当を受け取る約束をしていたので、フロントに立ち寄ります。

それにしても、

暗えぇぇぇ・・・・

割と暗いところは平気なのですが、ホテルの暗闇は何か出てきそうな雰囲気で怖いのです。けど、ところどころ明かりはついてるからまだ大丈夫そう。

フロントには縄文杉へ行く同志も含めスタッフ1人も見当たらないため、呼び鈴を鳴らすと奥から出てきて弁当を無事に受け取ることができました。

中身は現地で確認するとして、荷物を持ってレンタカーへ乗り込みます。ここから屋久杉自然館は10分ほど。時刻は4:05なので余裕で間に合いますね。

外は当然真っ暗で、空を見上げるとまだ月明りが出ているではないですか。起床した実感がまったく湧かない空模様です。

屋久杉自然館に無事着くと、駐車場には既に2~3台ほど停まっていました。さすがに時間が早いのか、まだ誰も外には出ていなく、車で待っているようです。

私は昨日受け取った引換券をバスチケットに交換するため、昨日訪れた小屋に行くとスタッフが既に立っていて、交換してもらえました。時間帯によってチケットの色が違うらしく、始発便は白色です。

バスに乗るための待機所を見ると、誰もいない!

これはラッキー、と思い一番最初の列に並びます。スタッフによると荷物を置いて車でバスの時間まで待ってても良いとのことだったので、私も荷物を置いて車へ一旦戻りましょうか。

でも4:20時点でだれも並んでいなかったので、もう少し遅く来ても良かったのかな?

その後は続々と駐車場に車が集まり、4:55くらいになると待機所も4列目の後方まで並んでいました。予定通りバスが到着し乗車準備を始めます。

バスは2×2のいたって普通の大型バスで、座席は自由なので1番目に乗り込んだ私は選び放題です。

とはいえバス酔いしたくないので、できれば前方に座っておくのが無難かなと思い3列目あたりの窓側を確保しました。

屋久杉自然館を出発 5:00

バスは予定通り5:00に出発したのですが、バスの定員に達したので結局3組くらいは乗れていませんでしたね。私の感覚では遅くとも4:40ごろには、駐車場に着いておいた方がよさそうです。

バスの乗車時間はおよそ30分ほど。10分くらいで着くと思っていましたが、想像以上に長かったですね。しかも結構な山道なので、割と頻繁にバスが振られました。なおさら前方の座席にしておいてよかった・・・。

ちなみに外はまだ暗いので、景色は全く楽しめません笑

荒川登山口で準備 5:30

荒川登山口に到着したら、各自で準備を始めていきます。

とりあえず私は1人なので、適当にそこら辺の空いているところで準備運動でもしますか。

てか事前情報があまり持っていないので、準備運動をする必要性すら周囲の様子を見るまで気づきませんでした。

トイレにも行っておこう。いつ行けるか分からんし。朝食を取ってる方もいたので、各々必要な時間は違う様子。

準備運動やら諸々を済ませて時刻は5:45、いざ出発!

うーーん、暗いwww

行先は確実に合っているんだけど、先陣を切るのは少し怖いなあ

みんなそう思っているのか、誰も進もうとしません。わかるわかる。26歳男の俺でも少し怖いもん。

と、思ったら女性グループが進んだので、そのあとに続く形で私もスタートしました。

ここで屋久杉トレッキングの基本情報やちょっとした情報を伝えましょう。

縄文杉コースについて

縄文杉トレッキングは屋久島のシンボルである縄文杉を目指す全長22kmのトレッキングコース。往復10時間のロングコースで、明け方に出発し夕方までに戻ってくるため体力的にも少しハードな中級者向けのコースですね。

樹齢数千年の縄文杉のほか、道中にはウィルソン株やトロッコ道など様々な屋久島の姿を見られるスポットがあり、ヤクシカやヤクサルなど屋久島固有の動物も運が良ければ見られます。

コース前半はトロッコ道と呼ばれる整備された道を進みますが、後半は本格的なトレッキング要素が加わり、時には険しい山道も登ります。

ちなみにガイドツアーも付けることができますが、自分のペースで進みたかった&手配するのが面倒だったので、私は付けませんでした。

縄文杉トレッキングの様子

荒川登山口~小杉谷集落地跡 約50分

それでは早速行きましょうか。

まずは暗いトロッコ道を進み、大きな橋を渡ります。ゴロゴロとした花崗岩が見どころ。

トンネルを渡っていきます。

このトロッコ道は昔、屋久島で伐採をするときに整備された道。当時は伐採した杉の運搬に使われていたようです。

今でも保守点検等で利用されているようで、運が良ければ見られるかも?

この朽ちているものはトロッコ機関車で、伐採当時の面影が残る貴重な1枚。

かなり平坦な道なので景色を見る余裕も出てきました。落ちないように、ひたすら歩きます。

なおこのあたりはまだ後ろから続々と人が来るので、写真を撮るときなど立ち止まるときは横にずれておきましょう。

スタート直後は人も多いのであまりゆっくりできなさそうでした。写真は復路でも撮れるので、往路はトレッキング優先でペースを上げていきました。この時点で先頭から5組目くらいの位置でしたね。

途中には手すりのない橋もあるので、なかなかのスリルが味わえますね。

40分ほど歩いたあたりで小杉谷橋に到着。この時間になると朝日も差し込んできて、周囲がだいぶ明るくなってきました。

橋を渡ると、最初の給水ポイントである小杉谷集落跡が見えてきます。

ここはかつて杉の伐採で栄えた集落で最盛期には500人以上が住み、小中学校や商店などもあったのだとか。

小杉谷集落跡~大株歩道入口 約1時間30分

給水だけ済ませて先に進むと、トロッコ道がひたすら続いています。でもこの辺りに来ると人もかなり少なくなり、自分だけの空間が続いてきます。

このひっそりした自然の空間に囲まれながら歩くトロッコ道、良い・・・!

無数の杉を縫うように差し込む朝日がこれほど美しいとは。これだけでも来た甲斐があるってもんです。

小杉谷山荘跡で休憩 7:00

30分ほど歩き最初のトイレ休憩ポイントである小杉谷山荘跡に到着。ここでトイレを済ませておきましょう。ベンチなどはないですが、日当たりも良く近くの岩などに腰かけて少し休憩します。

みなさんもここでトイレを兼ねた休憩を取っていたので、体力に自信のある方や若い方は、小杉谷集落で給水だけしてここで休憩取った方がおすすめです。

トイレにはトイレットペーパーもあるので、安心して利用できますよ。

この時点でおそらく先頭から10組目くらいだと思います。

休憩を終えて少し進むと、すぐに三代杉が見えました。これは3代に渡って更新され続けてきた杉で、初代が倒木した後に2代目が育ちましたが約1000年後に伐採され、現在は3代目が成長を続けているというすごい杉。

3代目の樹齢は300年ほどですが、1代目から数えると1500年以上前からこの地にいるということになります。

ちなみに小杉谷山荘跡から三代杉のトロッコ道は、朝日が差し込む角度や杉の映え具合、真っすぐに続く道の抜け感など、構図のバランスが美しく個人的なオススメ撮影スポット。

三代杉を過ぎたら再びトロッコ道が続きます。この辺りになると完全に前後に人がおらず、撮影も気兼ねなくできますね。

とはいえ同じ道が続くので、私はイヤホンで音楽を聴きながら、時にはチョコレートなどをつまんだりして自分のペースで進みました。こういう時にアメとか持ってると良いかも。

仁王杉 7:45

小杉谷山荘跡を出発して約40分、仁王杉と呼ばれる大きな杉に到着。幹のくぼみが口を開いている様子に見えるので阿形とも言うらしい。近くに吽形もあったようですが、2000年に倒木してしまったそう。

仁王杉を過ぎたらトロッコ道もそろそろ終わり。15分ほど歩くと2度目の休憩スポット、大株歩道入口に到着です!

総距離8kmのトロッコ道は計2時間15分かかりました。初心者なら2時間30分~3時間が目安なので、そこそこ良いペース!

これなら楽勝じゃね?と、この時は思っていました。正直体力もまだまだ残ってるし、8時なので時間的な余裕はたっぷりあります。

トイレや給水ポイントもあるので長めの休憩を取ることにしましょう。ベンチもあるので、お弁当やお菓子を食べるのも良いですね。

そしてここで、あることに気づきました。

それは、

持ってきたペットボトルがない!!!!

必死に探しましたが、リュックにはなく周辺を探しても見当たらず。これは完全に途中で落としたか置き忘れてきたパターン。

となると非常にまずいです。何がまずいかって、水分補給が給水ポイントでしかできないこと。ペットボトルがあれば歩いている時でも、水分取れますけどいつどこに給水ポイントがあるかわからない状況ではかなり不安です。

とはいえペットボトルがどこにあるか分からない以上は、下手に取りに戻ることもできないですし、進むしかありません。これはやばい・・・。

とりあえず次いつ水を飲めるか分からないので、多めに飲んでおきます。ホースから直接飲むから、めちゃくちゃ飲みづらいし、顔にバシャバシャ水かかるし良いことないですね。

あ、もちろん口は直接ホースに付けないですよ。ちなみにこの口を付けないで飲む飲み方をインド飲みというらしい。

休憩をしっかりと取り、次を目指しましょう。縄文杉まで2.5km、ウィルソン株まで0.6kmなのでまずはウィルソン株へ。

あと2.5㎞ならすぐじゃね?と正直思いましたが、ここからが長かった。

大株歩道入口~夫婦杉 約1時間30分

ここからは本格的な山道に入り、こんな看板も。

トロッコ道とは違い、岩や急な坂などかなり勝手が違ってきます。これは結構きついな。水が飲めないのがますます

大株歩道入口を出発して約20分、ウィルソン株に到着!

ウィルソン株 8:30

ウィルソン株は樹齢1000年、樹木の高さを表す樹高は推定42mと巨大な杉のこと。戦国時代に伐採され、巨大な空洞ができた切り株から頭上を見上げるとハートマークが見えるため、かなり人気のスポットにもなっています。

中に入ると祠があり、何やら神聖な雰囲気が漂います。そして上を見ると、こんな感じで巨大な穴が見えます。角度によっては様々な形を見られるみたいですが、一番みたいのはハートマーク。

いろいろ試行錯誤しますが、全然見えません。

こんなとか

こんな感じで

全くハートマークが見えません。しかも、人もいないので自分で探すほかなく10分くらい粘りましたが、

何の成果も得られませんでした!!!

あえて成果を上げるなら、これサザエさんのシルエットに似てね?

この時ばかりは、ガイドがいれば楽勝で見れたんだろうなと思いましたね。ええ。

でもハートマーク以外にもこんな素敵な写真が撮れるので、寄って損はないですよ。

気を取り直して先へ進みましょう。

ウィルソン株を通過して、すぐに急で長い階段が3連続で来るので、ここは頑張りましょう。体力に自信のある私でも結構きつい。

長い階段の途中には様々な樹木があり、景色は見ていて飽きないです。

メデューサの木

びっしりと生えた苔

アスレチックのようないくつもの階段

しかし、ここまで一滴も水を飲んでいないのでかなりきつい。これ9月末で涼しいから良いですけど、夏だったら詰んでましたね。

ウィルソン株から歩いて約30分。この辺りに給水ポイントがあるので少しだけ休みます。やっと水が飲める!

ぷはーーー。生き返るーーー!最高!

この時ほど水が美味いと感じることは今まで無かったですね笑

またすぐに歩き始め15分ほど進んだら、夫婦杉の近くまで来ました!

この辺りになると水場が多くなり、足元も濡れているので注意しましょう。

夫婦杉手前でお昼休憩 9:15

夫婦杉の手前には木製のベンチ?があるので、ここでお昼を取ることに。

実は縄文杉の展望デッキ周辺は飲食禁止のため、ここで食べるのが時間的にもちょうどいいかなと思いました。私の場合、朝食を取っていないので、朝昼兼用のお弁当ですね。

ホテルで受け取ったお弁当を開けて、いただきます!

美味そう!というかお腹が空いているので、もう今の僕にとっては全部がご馳走に見えます。

割と濃い目の味付けでボリュームのある普通のお弁当ですが、この環境のおかげでめちゃくちゃ美味く感じる。いや、実際普通に美味しい弁当なんですけどね。

鯖の塩味が深く沁みるなあ・・・

美味い空気、美味い弁当、そして誰もいない自分だけの世界。

これ以上美味しい昼飯はあるのか?と思うほど贅沢な体験をできました。大満足。

食事を済ませ、ここからは縄文杉まであともう少し。踏ん張っていきましょう。

いよいよ世界自然遺産地域へと足を踏み入れます。実は自然遺産の対象エリアは屋久島全体ではなくこのエリアを含む屋久島全体の20%ほど。

この縄文杉コースも縄文杉周辺は自然遺産の対象ですが、それ以外は指定されていません。

夫婦杉 9:40

夫婦杉はこんな感じ。休憩スポットからすぐのところにありました。これどうやってつながっているんだろう。

仕組みは2本の杉が成長する段階で癒合(傷口を防ぐために生育すること?)をしてくっついたようです。
調べてみましたが、なぜこの高さで癒合するのかについては書かれていませんでした。

夫婦杉を過ぎてあとは縄文杉を目指すだけ!

途中には切り株から生育している様子や倒木してできた自然のトンネルなど見どころがたくさんあります。この辺りになるとその辺の樹木でも巨大なサイズで迫力を増してきます。

岩場や階段のアップダウンを繰り返すこと30分、ようやくたどり着きました!

ついに縄文杉に到着!

縄文杉は展望デッキから見ることになっており、北と南の2つのデッキから見ることができます。

まずはメインの南デッキから見てみましょうか。上った先に見えたのは、

すご。。。

言葉にならない大きさです。

マジででけえwwwww

写真だと分かりづらいかもしれませんが、生で見てみると本当に圧倒的です。

縄文杉とは?

縄文杉は確認されている中では、屋久島最大の樹木であり、その樹齢は神秘に包まれている。1966年に発見され、いくつかの樹木が合体したという説もあるが、実態は謎である。

縄文杉の由来は当時の推定樹齢が4000年とされ、縄文時代までさかのぼることができたことや独特の凹凸などsの特徴が縄文土器と類似していたためと言われている。

荒川登山口から約4時間、これは来た甲斐がありました。小学生のころに社会の教科書で見た通りの姿そのままで感動しましたね。

なお昔は樹木の根元まで行けたようですが、現在は樹木保護の観点から展望デッキからしか見ることができないです。

展望デッキには数組ほどいましたが、北よりも南の方が見やすいため大体の人は南側のデッキで記念撮影していました。

ちなみにトイレは周辺には無いので、大株歩道入口まで戻るか10分ほど歩いたところに高塚小屋があるのでそこで済ませましょう。まあでも汗もかくし、水分を取りすぎなければ普通に大株歩道入口まで我慢できると思います。

私の場合、強制的に水を飲めない状況だったのでトイレは余裕でした。。。

結局40分くらい滞在して、その後は来た道を戻ります。

縄文杉~夫婦杉 約2時間

さあここから復路ですが、よく考えるとコースの半分しかまだ来ていません。軽く絶望しながらも進むしかありません。

往路はペース優先で来たので、復路は写真撮影を多めにして戻ることにします。時間も10時40分なので、まだまだ余裕はありそうです。

てか、まだ午前中なのが信じられません。時間の感覚バグるて。

基本的に来た道を戻るだけですが、往路と異なる点は縄文杉を目指す人たちとすれ違う点です。1本道なので、どうしても一方通行になる場面が出てきます。

お互い余裕を持っていきましょうね。こんな感じで。

歩いて10分ほどすると突然人だまりが。何だろうと思って近づいてみると、ヤクサルがいました。おとなしい性格なのか、威嚇されることもなく毛づくろいをしていました。

こちらは子宝杉。へそのように窪んでいるのが特徴の杉です。

こちらが男根杉。立派に反り立っているのが特徴です。

とか言っているうちに夫婦杉まで戻ってきました。体力的にはまだ60%くらいの残量といったところ。

この辺りで休憩している人も多かった印象。

往路ではきつかった階段も、下りなら余裕です。水飲み場で給水しつつ、下っていきます。

至る所に倒木がありますが、よく見ると倒木している木の上に苗ができています。

この倒木を苗床として新たな世代の植物が生育することを倒木更新と言い、この苗木もいずれはまた巨大な樹木に育っていることでしょう。自然ってすごいよね。

この辺りまで来るとさすがにすれ違う人も少なくなってきました。

ウィルソン株まで戻ってきました。時間があるので、再びハートマークを探してみます。

粘ること10分・・・

何の成果も得られませんでしたあ!!!(2回目)

往路の時は見ていなかったのですが、ウィルソン株を過ぎた後に翁杉と呼ばれるものも。こちらは2010年に倒木したようで、生生しい姿が残っています。

途中危うくコースから外れそうになりましたが、たまたま後ろにいたガイドさんに呼び止められ、正規のルートへ引き返すことができました。

何気に山で道を間違えるの初めてかも。今回はたまたまガイドさんが近くにいたから良かったですが、途中でしっかりと周囲を見ることの重要性に気づきましたね。

というわけで無事に大株歩道入口まで約2時間で戻ってきました。ここで小休憩を挟み、あとはトロッコ道を進むだけです。

大株歩道入口~小杉谷集落跡 約2時間

往路よりも復路の方が長く感じてきますね。

でもこのトロッコ道とか神秘的な雰囲気じゃないですか?ジブリの世界みたいな感じ。

ロールケーキみたいな樹木

ここに限らずコース中にはいくつか携帯トイレ用のブースもあるので、不安な人は携帯トイレを用意しておくと安心できますね。私は特に必要なかったかな。

1時間10分ほどで小杉谷山荘跡を通過します。ここでトイレ休憩。この時点で14時なので、余裕で帰りのバスには間に合いそうですね。

次は小杉谷集落跡まで行きましょう。

小杉谷集落跡 14:30

みずみずしい美しい苔や川場を眺めながら進み、小杉谷集落跡へ到着。ここで最後の休憩を取ります。体力的には残り30%くらいですね。

小杉谷集落跡~荒川登山口 約1時間

帰りの方がゆっくりできて写真もたくさん撮れます。ここから1時間も歩けば到着するので、思い残すことがないように歩いていきます。

往路の時は暗くて見えなかった場所も復路ではしっかりと確認できました。

ここからは写真と共にダイジェストでお届け。

最初の橋まで戻ってきました。約10時間ぶりの再会です。

そして、、、

到着!!!お疲れさまでした。

最初は真っ暗だったスタート地点もこの通り明るい!

ちなみにかかった時間はというと

9時間12分!初心者にしてはそこそこ早いのではないでしょうか?

装備も不十分でしたが、体力の多さでカバーした感じはありますね。普段全く運動していない私でもこの時間で行けたことを考えると、10代や20代はもっと早く行けると思います。

小屋の手前にいるスタッフに帰りの引換券を渡し、無事にバスチケットを入手。16時発のバスでした。

荒川登山口から屋久杉自然館には行きと同様バスに乗るので、出発時刻までしばし休憩。周囲を見ると既に待っている人が10組くらいいました。

1本前に最初の帰りのバスが出発しているので、我々は第2グループということ。

帰りのバスは3本しかないので、このバスに乗れなかった人は最後のバスに乗ることになるのですが、すれ違った人の数を踏まえると到底収まらない気がします。どうしてるんだろ。

特にすることもないので、ベンチでぼーっと待つこと20分。出発5分前にバスが来て、乗車を開始していきます。うーん、やっぱり半分も埋まってない。絶対3本目とかぎゅうぎゅうですね。

ということで皆さんもできれば16時発のバスに乗れるようにした方がいいかも。

座席は景色を楽しみたかったので、最前列を確保。行きと違って明るいので景色も楽しめそう!

勢いよくバスが出発し、途中でヤクシカもいました。

外の様子を見ていると、こんな高いところまで上っていたのかと思うほど周囲は断崖絶壁です。

今度はヤクサルが。

荒川登山口~ホテル

40分ほど到着しました。さすがにもう疲れて動きたくないですが、ホテルまでレンタカーで戻ります。きっついわ。

ホテルへ到着するとスタッフが玄関に来て、靴を履き替えるように指示がありました。トレッキングで汚れた靴だとホテルも清掃が大変ですからね。

スリッパに履き替え、スタッフに夕食の時間を聞かれたので18時にしました。とりあえず風呂入って食事取って部屋でゆっくりしたかったですね。

爆速で風呂に入る準備をととのえ、大浴場へ。

誰もいない、ラッキー!

貸切風呂、いただきまーす!

たまんねえええええ

このために頑張ったといっても過言ではないかも。人生最高の温泉は屋久島にありましたわ。

からの、風呂上り後の麦茶がうめええええええええ

人生最高の麦茶は屋久島に(ry

18時になったので夕食会場へ。お腹は腹ペコです。今ならわんこそば100杯は行けそうなくらい。

この日は野菜の鍋や豚の角煮などに、魚の刺身など。特に豚の角煮がホロホロで、私好みの味付けで美味しさ抜群です。

食後は部屋に戻り、そのまま爆睡タイム。

2日目のまとめやトレッキングのコツ等

そんなわけで長い1日でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。あと1日あるのでその記事はまた別で書きますが、どうか最後までお付き合いください。

この記事のまとめとして個人的なメモを備忘録として残しておきます。

縄文杉トレッキング 準備編
  • スニーカー、短パン、tシャツでもいけたが、服装は動きやすい恰好(できればスポーツウェア等)が良い
  • トレッキング前日のホテルは安房エリアが屋久杉自然館に近くておすすめ
  • 食料とバスチケットは前日までに確保しておくこと
  • バス出発地まで何で行くかも決めておく、基本はレンタカーがベスト
  • できれば弁当の手配も済ませておく
  • 体力に自信のない人や不安な人はガイド付けておくのが吉、逆に体力に自信のある人や自分で全て用意できる人はいらないかも
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