trip echo in Hokuriku/富山でアートに触れ、雄大な立山連峰を眺める

北陸の中でも今まで唯一訪れたことのなかった富山県。

富山を訪れた時に感じたことは立山連峰の圧倒的な存在感。富山のシンボルにもなっているその姿はまさに雄大そのもの。その3000m級の山々の麓に広がる街が富山市です。

その富山市は全国でも先駆けて、コンパクトシティ政策によって公共交通を軸とした拠点集中型の都市づくりをしてきました。その成果がどういった形で実現しているのか興味を持ちながら、初めて歩く富山の街を写真に収めてきました。

今回の記事では富山駅から徒歩圏内の『富山県美術館』と『富岩運河環水公園』へ行った時の様子を紹介します。

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建物自体がアートな富山県美術館&心も潤う環水公園へ

氷見の美味しい海鮮をいただき、雨晴海岸で一息ついた後は富山市へ車を進めます。一般道でおよそ1時間でしょうか、富山駅付近に到着して県営のコインパーキングでしばらく車とはお別れ。

建物がアートな富山県美術館を巡る

歩いて向かうのは富山県美術館と、隣の富岩運河環水公園です。まず行ったのは富山県美術館で、ここは建物自体がアートのようにデザインされています。美術に興味を持たない私でも立ち寄って良かったと思える場所でした。

コレクションは勿論のこと美術品そのものの見せ方が非常に上手いですね。一見すると椅子がただ置かれているだけに見えても、日差しが入ることで椅子の影ができ、1つの絵になるような感じ。

そして屋上には子供が遊べる遊具のある展望スペースがあり、家族連れでにぎわっていました。展望できるのは眼下の公園とその奥にそびえる立山連峰、さらには富山市内も見渡せる絶好のロケーションです。

富山には高い建物がないので遠くまで見渡せます。無料でこの景色を見られるなんてすばらしい!

美術館の中に入るだけなら無料なので気軽に訪問してOKですし、私は充分に満足できました。通常展も300円で見られるので、誰でも入りやすい雰囲気なのも良いですね。

隣接している富岩運河環水公園へ

美術館でアートに触れた(?)後は、隣接している公園へ行きましょう。当時の運河を囲むように水と緑が広がる自然豊かな公園です。富山市の中心部にありながら、水辺があふれ野鳥が生息し水で豊かな上にスタバやフレンチレストランなども備えるモダンなスポット。

公園のシンボルである天門橋に上がると多くの観光客が記念撮影しています。その景色は水辺に佇むスターバックスと雄大な立山連峰が顔を覗かせる、コントラストが効いた素晴らしい眺めでした。

巷では『世界一美しいスタバ』とも呼ばれており、景色も含めての美しさは確かに納得かも。芝生と水辺が広がる空間で皆が思い思いに過ごしている様子はまさに外国の雰囲気。これは富山県民も誇りに思いますわ。

立山連峰に見守られ、心に潤いを与えてくれる場所

仕事に明け暮れてビルに囲まれた景色が日常になっていると、こうした景色は乾いた心に染みるというか潤いを与えてくれます。たまにはこういった非日常の景色も見てリフレッシュするのも悪くない。というかむしろまた来たい。

今回訪れた場所は富山駅から徒歩10分以内で行けます。富山に来るならぜひ押さえてほしい素晴らしいスポットです。

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