訪れたのは5月末のとき。
私が考える最高の季節である5月も終わるころ、北陸へ1人ドライブへ行ってきました。個人的に出かけるなら1年の中で5月が気温・気候ともに最適だと思っています。
そんな季節に家でこもっているなんてもったいない!と思い、金曜日の会社帰りにそのままカーシェアを借り、北陸を2泊3日(車中泊)で回ってきたのでその様子を記録&紹介します。
北陸2泊3日のスケジュール
さて、今回の旅程を軽く紹介しましょう。と言ってもざっくりとした予定ですけどね。旅行なんて予定通り行くことの方が珍しいし、予定外のことも楽しむくらい余裕を持って行動したいもの。
- 1日目はとにかく早く会社から帰りその日のうちにできるだけ北陸へ近づく。そして良さげな道の駅で仮眠場所を確保すること。
- 2日目は富山県内をドライブで巡りながら、富山の海鮮を楽しむこと。富山駅周辺を散策した後、良さげな道の駅でry)
- 3日目は福井が誇る越前そばと完成したばかりの北陸新幹線の敦賀駅を見学してゆっくりと帰宅することに。
北陸と1つのエリアに括っていますが、敦賀から富山までは200㎞もあるのである程度スポットを絞らないといけません。
そんな訳で石川には数回訪れていることから今回はスルーします。北陸は何回でも行こうと思っているのでその時に行けばよいでしょう。
2泊3日の北陸ダイジェスト
ここからはダイジェスト形式で今回の旅程を紹介します。
Day 1 Today’s Distance:170km
この日は会社帰りのままカーシェアでCX-5を借りてひたすら北陸を目指しました
23:00 伊丹空港でCX-5に乗車
いつものタイムズカーシェアでCX-5に乗車します。カーキも意外と悪くないね。
この時点で富山まで深夜の内に行こうか迷いましたが、とりあえず出発することに。
富山までの距離301㎞の表示に改めてとんでもないことをしているなあと実感
深夜なので一般道も空いていると思い、この日の道のりは全て一般道で行くことにしています。cx5は初めて乗りましたが、高速走行での安定性と走行中の快適性が高くかなり良い車だと実感できますね。人気が高いのも頷けます。
国道171号線で京都方面へ向かい、その後は湖西線と並行して国道161号線を走り琵琶湖の西側を駆け抜けます。深夜なので交通量が少なく快適に走行します。
3:30 道の駅「南えちぜん山海里」で仮眠することに
途中で休憩を挟みながらついに福井県の南越前エリアに到着。滋賀から福井への山越えはかなり疲れますね。写真は無いですがシカが道路を占有していたり、アップダウンの激しい区間でした。
さすがにこの辺りで寝ておかないと事故の可能性が高まるので今夜?は道の駅「南えちぜん山海里」で仮眠することに。この道の駅、新しくできたこともあり駐車場は広く施設もきれいで大正解でした。
そして家から積んできたマットレスを車内に広げたら見事にすっぽりハマりました。さすがCX-5
なんかシュールなんだよなあ笑
10センチあるマットレスなので沈むこともなくほぼ家で寝るのと変わらない寝心地です。周囲に同じ車中泊目的であろう車は結構いましたが、うるさく感じることも全くなく、快適に仮眠を取ることができました。
Day 2 Today’s Distance:320km
いよいよ北陸に入りましたが、この日は富山を目指してさらに北上します。目的は氷見の海鮮と富山駅周辺の散策です。
7:00 気持ち良すぎる景色と共に起床
睡眠時間はおよそ3~4時間でしょうか。
気持ち良い朝日を受けながら瞼を開くと車内の天井が映り、思わずつぶやいてしまいます。
そういえば車中泊だった。
この非日常感をたっぷりと楽しみつつ目的地である富山へ車を走らせます。この日は快晴、絶好のドライブ日和です。
10:30 氷見の魚市場食堂で海鮮丼を食す
こちらは氷見に来たら必ず紹介されるほど人気の食堂です。名前の通り新鮮な海鮮を取り扱っており、市場に隣接していることからその理由も納得。
私が食べたのは氷見浜丼定食です。これがまた美味い!身が厚いので食べ応えがありながら、柔らかい食感で食べやすい。付け合わせのあら汁も具材たっぷりで五臓六腑に染み渡る美味しさ。
ここは確かに価格以上の価値はありました。また機会があれば訪れたいものです。
12:00 道の駅雨晴で休憩
お腹を満たした後は富山中心部までのんびりとドライブ。その途中に寄った道の駅「雨晴」が結構良かった。道路の横すぐに線路が敷設され、海沿いを走る電車の景色も相まってかなり気持ちの良い場所でした。
実は立山連峰も遠くに見渡せるのですが、この日はかすんでいてあまり見えず。次回来たら見えるといいな。
16:00 富山県立美術館
富山県立美術館は美術に興味ない私でも楽しめる場所で、その建築美と屋上からの景色がかなり良かった。近くには運河式の公園もあり、スタバでゆっくりしたりベンチに腰掛けてぼーっとする等市民の憩いの場としてかなり満足度高いと思います。
ロケーションやアクセスの良さ、雰囲気など総合的に見て、ここが富山で最もお気に入りのスポットですね。
にしても富山は本当に立山連峰と共生していると思います。その雄大な景色はすごいと同時に畏敬の念を込めざるを得ない圧倒的な存在感を放っていました。
18:00 有名な白エビ天丼と富山駅周辺を散策
夕食は富山ブラックと白エビ天丼で迷いましたが、富山ブラックは県内ならどこでも食べられると思い今回は白エビ天丼を食べることに。エキナカでアクセスも良いため観光客が多く並んでいます。5分ほど並びようやくカウンター席へ。
富山湾周辺で獲れた白エビを天ぷらにし、ご飯の上に乗せた天丼スタイルで提供されます。サクサクした白エビの天ぷらは味は淡白ながら優しめの甘さでごはんとの相性も良く美味しいです。ただボリュームはかなり少なく少し物足りないかなあ。
地元の人もあまりいないしここは観光客向けのお店かもしれないですね。個人的にリピートするほど美味しいとは感じませんでした。
そのあとは富山駅周辺を徒歩で回り写真をバシャバシャ撮りました。富山市はコンパクトシティとして路面電車と共存した街づくりが進んでおり、他の都市にはない魅力もたくさんありました。
先述した富山県立美術館や南の繁華街などは駅から徒歩圏内にあるので、車がなくても充分に楽しめると思います。北陸新幹線もありますし、鉄道で来る人にとって優しい街でもあります。
24:00 道の駅「めぐみ白山」で一夜を明かす
今夜は石川県白山市にある道の駅「めぐみ白山」で仮眠することに。キャパシティは広いですが、幹線道路沿いにあるので車の往来がそこそこ多い印象でした。でも施設は綺麗だし文句は言いません。おやすみ。
Day 3 Today’s Distance:300km
この日は福井県を中心に回っていきます。そして帰宅までおよそ300㎞。果たして無事に帰れるのか。。。
11:00 越前そばをいただく
越前そばを食べるために訪れたのは「そば処 一福」。開店の15分前に来たのに既に10組くらいは見えて少し不安に。。。その不安は的中し、見事2巡目の案内でした。
私が頼んだおろしそばはスープというよりそばが出汁に浸かっている状態で提供され、さっぱりかつ繊細な味わいですぐに完食してしまう美味しさです。ただボリュームが少ないのでもう2杯は食べられそう。味は確かに美味しいのでおすすめです。
12:00 越前朝倉氏の遺跡を散策
越前と言えば朝倉氏の本拠地でもあり、かつての繁栄が垣間見える遺跡を巡ってきました。信長の野望ファンとしてこういった戦国大名の跡地は非常に興味があります。
この遺跡はかなり大きく、地元の方には申し訳ないですが、こんな場所にこれだけ巨大な拠点があるのは驚きでした。時の最高権力者である将軍も訪れるほどなので、当時の権力はとてつもなかったんでしょう。
15:00 ソースカツ丼が美味い。福井は恐竜推し
そばが足りなかったので福井駅から近いソースカツ丼をいただきます。薄いカツにたれが染み込んだ衣は意外にもサクサクで美味い。少し甘めのウスターソースがご飯にもかかり、カツ・ソース・ご飯の相性が抜群でした。
福井駅にも徒歩で行けるので訪れると大迫力の恐竜がお出迎え。大人でも思わず足を止めて見てしまうほどです。いつか恐竜博物館にも行きたいなあ。
18:00 敦賀駅に立ち寄り&帰宅
北陸新幹線の敦賀延伸が先日あったばかりなので少し立ち寄ることに。駅の壮大さとは対照的に駅前の寂しさがより印象的でした。いつか北陸新幹線で北陸各地を巡ってみるのもいいかも。
帰りはふたたび一般道でゆっくりと戻ります。返却したのは22時過ぎで、周囲は静寂に包まれていました。距離はかなりありましたが、CX-5だと快適に走れるので思ったよりも疲れにくいのは良かったですね。
北陸はまだまだ魅力のある地方
北陸に行くのは今回で2度目ですが、訪れるたびに新たな発見がありますね。まだまだ北陸を開拓したくなるし、何度でも訪れたくなる地方です。
自然・グルメ・街並みのどれも北陸3県には揃っているし、人もそこまで多くない。外国人観光客も大阪や東京ほど多くないし、いまこそ日本人がゆったりと訪れるのに最適な場所ではないでしょうか。