【往復2000km】大阪から秋田へ1,000kmドライブしよう!Part1

お盆と年末年始の時期が近づくと、必ず出てくる話題が実家に帰省するのかどうか。

福岡に住んでいたときは結局4年間で2回しか帰省しませんでした。地元に帰りたいという気持ちが強かったわけではないことや単純に遠すぎて帰りづらかったことが理由でした。

今年から大阪に住み始めた上に自宅が伊丹空港に近いため、帰省のハードルはだいぶ低くなりました。そこで今年は帰省することに決めたのですが、何を思ったのか「車で移動したら面白そうじゃないか?」と思いついてしまったのです。

ブログもやっていることだし、その過程を書いたら後から見返しても面白そうだし、もし同じような行き方を検討している人の参考になればと思い。。。

ちなみに大阪〜秋田間の距離は約1,000km!移動を楽しむというブログコンセプトにぴったりな距離ですね。(?)

今回の記事は計画編です。実際にどのような計画で帰省するのか、ルート選定やタイムスケジュールなど参考になる部分があれば幸いです。

目次

基本情報

スケジュール

車で帰省しようと思いついたのが2024年の8月くらいで、実際に帰省したのが9月です。日程は以下の通り。

  • 2024年9月14日〜2024年9月16日の全3日間
  • 大阪府・伊丹空港〜秋田県・秋田駅
  • 全て自分1人で運転するため車中泊も検討

9月の3連休を利用して行くため、スケジュールは3日間しか取れず・・・。かなりきつい日程になりましたが、天気は概ね晴れですし、この機会を逃せば一生行くことはなさそうだなと思い決行することにしました。

走行ルート

大阪〜秋田は約1,000kmという非常に長い距離を誇り、1日で行ける距離の限界点がこの辺りだと思います。一口に大阪〜秋田といっても経路は複数あり、今回は以下のプランを考えてみました。

  • 日本3大都市を経由!太平洋ルート
    新名神→東名or新東名→圏央道→東北道→秋田道
    総距離1,100km
  • 北陸を巡る!日本海ルート
    名神→北陸道→日本海東北道→秋田道
    距離870km
  • 標高差3000m!山&海をダイナミックに走る!中央道経由日本海ルート
    新名神→中央道→北陸道→日本海東北道→秋田道
    総距離900km

全部で3ルートあり、それぞれ特徴を紹介しましょう。

(こういう計画立ててる時が1番楽しいよね・・・)

太平洋ルート

太平洋ルートは大阪〜名古屋〜東京〜仙台と日本の主要都市を通過する日本の大動脈を走ります。新名神や新東名、東北道など日本の高速道路網でメインの道路を走ることができ、交通量と車線数の多さは日本トップクラス。

サービスエリアの充実度や整備されている区間が多く、走っていて便利なのは間違いなし。

一方で交通量の多さによる渋滞や3ルートの中で最も走行距離が長いことが不安ですね。特に渋滞に巻き込まれると計画が大幅に狂うため、出発時間の調整はかなりシビアに見る必要がありそう。関東をいかに素早く通過できるかがポイントになりそうです。

高速代や予想走行時間などを以下の表にまとめてみました。

まとめるにあたって今回前提としたデータはこちら↓

  • 出発時刻 9/14 4:00
  • ETC利用
  • 利用するIC 中国豊中〜秋田中央
高速料金15,330円
走行時間12〜15時間
走行距離1,100km
到着予想時刻9/14 18:00〜21:00

日本海ルート

こちらのルートは北陸や新潟、山形を経由して日本海沿いに走ります。太平洋ルートに比べ大都市が少なく交通量も少ないので、渋滞にハマることはなさそうですね。また途中の名神高速や北陸道は全区間で片側2車線以上あり、SA/PAもしっかりと整備されているので走行も快適にできそうです。

ただし、北陸道の終点である新潟中央JCT以降は日本海東北道で、こちらは片側1車線で一般道に降ろされたりと、かなりの落差があります。新潟市から秋田市までどれだけ時間がかかるのか予測しづらい。

ちなみに日本海東北道(以下、日東道)にはサービスエリアなどもないので飽きてきそうですね。

表にまとめるとこんな感じ。

高速料金10,480円
走行時間10〜12時間
走行距離870km
到着予想時刻9/14 16:00〜18:00

中央道経由日本海ルート

先ほど紹介した日本海ルートと似ていますが、途中の米原JCT〜新潟の上越JCT間を中央道で駆け抜けていきます。特徴は何といっても山と海の区間どちらも走れること!笑

長野県あたりで標高1,000m付近を走行できるので、その後に日本海へ下りると標高差1000mを走ったことになります。これはロマン枠ですかね。

メリットは景色に飽きないことくらい・・・?あとは中国自動車道はアップダウンも激しいことで有名なので、眠くなりにくそうですね。そのぶん体力は消耗するだろうけど。

高速料金10,480円
走行時間11〜13.5時間
走行距離900km
到着予想時刻9/14 17:00〜19:00

日本海ルートで走ることに

3つのルートを吟味した結果、今回は日本海ルートで走ることにしました。

理由は①渋滞ポイントが少ない=快適に走行できそう②料金が安いの2点です。最短距離であることやアップダウンが少ないのも良いですね。日東道が完全に整備されていれば迷わずこのルート一択なので、今後の整備に期待しておきます。

日本海ルートのスケジュール

日本海ルートで走ることに決めたら、次は具体的なタイムスケジュールを想定していきます。重要なのは食事や休憩をいつどこで何回取るのかでしょうか。

この週末は特に大型連休や雪の心配もないので、一般的な土日休みで走行する場合参考になると思います。

4:00 伊丹空港を出発

伊丹空港でタイムズカーシェアを借りて(こんな時間でも借りれるのがカーシェアの良いところ)、4時ごろには出発しておきたい。なぜこの時間かというと大阪から米原で渋滞にハマらなければかなり良いペースで行けそうですよね。

この時間帯なら流石にまだ混んでいないと思うのですが、課題は仕事明けで疲れているのに、3時ごろに起きれるのか・・・。

6:30 賤ヶ岳SA 

滋賀県北部の賤ヶ岳SAで1回目の休憩を取ります。休憩時間は10分を目安にトイレと水分補給だけ済ませたらすぐに出発します。この時点で関西〜中京の渋滞区間を通過しているので渋滞の心配は以降は必要なさそうですね。

  • 出発地点から150km
  • 中国道→名神高速→北陸道
  • 大阪→京都→滋賀

10:00 有磯海SA

賤ヶ岳SAを出発したらすぐに峠越えの準備へ。山道を走り続けていくと北陸地方へ進出!北陸地方は海沿いを走るので軽快に走り続けます。

福井・石川・富山を一気に駆け抜け、いよいよ新潟の手前あたりで2回目の休憩をしましょう。この時間になると少し疲れてきますし、この後の峠越えに備えて30分を目安にしっかりと休憩を取ります。富山〜新潟間なら車両も徐々に減少してくると思うので、この後は快適に走れそう。

ここで昼食を取るのもありかな?

  • 出発地点から380km
  • 北陸道
  • 滋賀→福井→石川→富山

13:00 黒崎PA

富山〜上越間は断崖絶壁に道路が架けられていたり、トンネルの数が多かったりと難所として知られている区間です。しかし上越まで来ればしばらくは快適に走れることでしょう。体の疲れも少しずつ蓄積されてくる頃かな。無理せず行くりと走っても良いかもしれません。

黒崎PAの先はまともなSAPA施設がないため、ここで昼食を取るのが時間的にも良さそうですね。

  • 出発地点から590km
  • 北陸道
  • 富山→新潟

16:00 酒田市付近

新潟中央JCTで長かった北陸道ともお別れして、日本海東北道に乗り換えます。この先はバイパスや一般道を使いながらペースもゆっくりになりそうです。

昼食は既に取っていると思うので、眠気に注意しないと。ちなみに片側1車線がほとんどなので本当に眠くなりそう笑

酒田市付近まで来たら休憩を入れないと眠気と集中力の限界がきていそう。そしてこの帰省方法を選んだことを後悔していそうです。。。

  • 出発地点から750km
  • 北陸道→日東道
  • 新潟→山形

18:00 秋田駅に到着

最後の休憩を取ったらあとは秋田駅までひたすら走り続けるだけ!もう体の気力を振り絞ってアクセルを踏むだけです。途中の鳥海山とか見たら感動してしまいそう・・・。

そして秋田駅には18:00に到着です。日が暮れる前に着くとなったらこの時間くらいがちょうど良いのかな。

  • 出発地点から870km
  • 日東道
  • 山形→秋田

タイムスケジュールはあくまでも想定ですが、様々なトラブルに備えて少しゆとりを持った時間設定にしてみました。最悪22時ごろまでに到着できればいいやくらいの心持ちで行くべきだと思うので。とにかく事故だけは起こさないように!

費用について

ここで少し気になる費用について説明しておきます。

私はマイカーを所有していないため、車で帰省するならレンタカーやカーシェアを利用しなければいけません。今回は深夜帯に出発するため、いつでも借りられるタイムズカーシェアを利用しました。

伊丹空港のタイムズカーシェアで計4日間借りた場合の費用がこちら

利用期間9/13 22:00-9/17 22:00(96時間)
車種MAZDA CX-5
時間料金17,600円
距離料金41,520円
オプション・その他1,210円
合計60,330円

正直1人で移動するなら時間もお金も飛行機を使って帰省した方がよっぽど良いかと思います。時期にもよりますが、伊丹〜秋田間なら往復3-4万で行けますからね。

なおガソリン代や高速料金も別途かかるため、少なくとも1人で帰省するのはおすすめできません。それでもこういった体験は若い1人の時にしかできないと思ったので、経験としてやってみるのは全然ありだよね。

1人なら飛行機で帰るのがおすすめ。それでもやる価値は全然あり

ここまでまとめてきて、結論は見出しの通りで経済的にも時間的にも1人なら大人しく飛行機か新幹線で行った方が良いです。体力面も乗っているだけと運転するのでは雲泥の差ですしね。

それでもこのチャレンジをやってみたい方は全然やってみて良いと思います。私も最初の動機は1,000km走ってみたらどうなるんだろうという軽い気持ちなので。

それ以外にも地味なメリットとして荷物を持ったまま移動しなくて良いことや完全なプライベート空間で移動できるので、人混みや騒音で疲れてしまうことはないです。

しかも疲れたら途中でサービスエリアに寄って休憩したり、そのまま途中の街で観光しながら帰ったりなど選択肢はかなり幅広く取れるはず。意外とハマる人は多いんじゃないかなと思っています。

次回の記事では実際に走行した記録をお届けします。

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