福岡から屋久島へ行くときに飛行機を利用してみました。福岡から屋久島へ行くなら鹿児島でフェリーに乗るか、福岡から飛行機で行くかの2択になります。
鹿児島まで行って乗り換えるくらいなら福岡空港の利便性を活かして飛行機1択だと思い、日本航空の屋久島行きを使ってみました。
意外にも桜島の火口が見れたり、九州最南端の地形を確認できたりと楽しい搭乗だったので紹介していきます。
福岡空港でチェックイン&手荷物預け
この日は晴天に恵まれた福岡空港。空港内はアジア系の観光客やレジャー客で賑やかな様子です。いつもの地下鉄からエレベーターを昇りながら、差し込む陽を浴びるのが結構好きだったり。今回は預け手荷物があるので1Fへ。
JALのチェックインカウンター&手荷物預けは北側なのでエレベーターを降りてから少し歩きます。普段は預け手荷物がないし、自動チェックインで通っているので久しぶりに来ましたね。
自動チェックイン機で手続きをして、搭乗券を発行した後は手荷物を預けます。福岡空港はJALならすべてセルフサービスになっているので、セルフバゲージで手続きをします。
ちなみにJALのサイトにはかっこよくJAL Smart Airportとか書いてますけど、つまるところ人件費削減では?スマート化ですね!
どことなく近未来感が漂う機械で手続きをすると、手荷物のタグが発行されて荷物に括り付けます。タグを付けて再び画面の指示通りに進めると、ベルトコンベアが動いて荷物が吸い込まれていきます。
ここで注意してほしいのが、手荷物を付けずに適当に画面をタッチしていっても自動的に荷物がベルトコンベアで吸い込まれてしまいます。そうなるとスタッフを呼んで手荷物を特定して~等、結構面倒なので(滅多にないと思いますが)指示にはしっかりと従いましょう笑
搭乗
手荷物を無事に預けたら搭乗時間までターミナル内を探索タイム。2Fの出発ロビーにはお弁当やフードコート等様々な飲食系のお店があります。そこで気になったのがこちらの「初屋 はかたろう」。こちらのお店で見つけた「鯖ののり弁」でも買い込みましょう。
保安検査場を5分ほどで通過して搭乗口である81番へ。81・82は離島や地方空港へ行くときに使われる印象です。というか東京や大阪行きでここを使ったことがないです。
搭乗口付近に到着したのは25分前。搭乗客も結構多いですね。ここで待つならテーブルとUSB充電が付いている窓側を確保するのがおすすめ。
機材遅れのため全体で5分の遅延がありつつ、搭乗20分前になるとバスで飛行機まで移動するように案内されます。バスに乗り込み最前列を確保!写真を撮るならこの座席ですね。
ANAやJALの機体を見ながら、5分ほどで到着。日本エアコミューター所有のATR42-600です。ハイビスカス塗装でプロペラ機なので、南国間のあるゆったりとしたフライトをイメージさせますね。
搭乗して今回の指定席である8Aは左側の窓側席です。シートピッチは広くはないですが、短時間のフライトなら許容範囲かな。景色はプロペラの斜め後ろにあるので、眺望には少し不向きだったと思います。2×2列の機内は乗客も満員です。
機内サービスはポストカードとアメのみ。シートポケットには日本エアコミューターの機内誌と安全のしおりに機内販売誌がありました。
福岡空港名物の滑走路渋滞で15分ほど遅れましたが、無事に離陸していきます。福岡市の街並みを眺めているうちに期待はすぐに上空へ。
離陸して5分ほどで筑後平野が眼下に広がります。奥まで続く川は福岡県の1級河川である筑後川です。この日は雲が少なく、素晴らしい景色を堪能できました。
13:42に熊本上空を通過し、窓から1級河川の白川や熊本市街地を眺められますね。球磨川や霧島を抜けると鹿児島空港も見えてきます。鹿児島空港も屋久島行きの便があるので、次行くときはこっちから乗ってみようかな。
そしてこのフライト最大の見所は桜島でしょう。現在も噴火を続ける活火山で、上空からは火口や火口からの噴煙を観察することができます。
桜島を通過する直前には機内アナウンスで案内してくれるので、乗客も一斉に窓に身を乗り出します。
今まで桜島を見下ろすことは無かったので、これは新鮮!火口はもちろん、噴煙もしっかりと確認できます。地球って生きてるっ!ことを実感できます笑
火口近くがグレーになっているのは降灰によるもの。麓に近づくにつれ緑色が広がっているのが分かりますね。
3分ほどで桜島上空を通過して、九州本土の南端である大隅半島に差し掛かります。大隅半島を抜ければ左側に種子島を確認できました!かなり遠いのでうっすらとしか見えませんが。。。
屋久島空港に到着
14:22に屋久島空港に到着。平屋建ての空港でかなりコンパクトですね。
乗客も順番に降機して私も降りようとしたときにCAさんから「良い写真取れましたか?」「屋久島楽しんでくださいね!」と声をかけていただきました。こういった何気ないやり取りができる接客姿勢やサービスはJALらしくてうれしいです。
降機後は係員に誘導されながらも少しだけ写真撮影できました。ここまで機体に近づきながら撮影できるのはなかなか無い体験ですね。
空港入口に入るとすぐに手荷物引き渡しが始まります。コンパクトなのでターンテーブルがなく、手渡しで職員から受け取ります。空港内は地元の方や旅行客、レンタカー送迎の運転手などで人が多い印象でした。
空港内にはレストランやショップもあるので、時間があったら寄ってみてもいいかもしれませんね。
桜島を眺めるなら左側がおすすめ
今回は福岡空港から屋久島空港の搭乗記を書いてみました。今まで搭乗記を書いたことがなかったのですが、書いてみると移動中にも様々な楽しみ方があることが発見できました。これからも機会があれば投稿してみようかな。
改めて振り返ると座席は左側が圧倒的におすすめだと思います。福岡の市街地や筑後平野、熊本市街地、鹿児島空港などが見え、桜島を火口から見下ろすのはなかなか迫力があってぜひ体験していただきたいですね。
ただ私の座席はプロペラが視界に入るため、座席は最前列か最後列付近だと良いと思います。
座席は窮屈ではなかったので、1時間のフライトなら問題ないでしょう。機内ドリンクサービスはなく、アメがもらえるので飲み物は持っておいても良いかもしれません。
同じフライトを使うときは参考にしてみてください。