シティスパてんくうからご来光を眺めてみた

日本一の温泉数と湧出量を誇る「おんせん県」大分。

地元の方に愛される公衆浴場が多い別府や自然が多く夫婦やカップルが訪れる湯布院など、有名な温泉地が大分県には点在しています。有名な温泉旅館や保養地がある中、大分市には大分駅直結の天空風呂があります。

その天空風呂の名前は「CITY SPAてんくう」。JR九州ホテルブラッサム大分の19~21Fにあり、2015年に開業しました。充実したサウナ施設や露天風呂が人気のここを利用した感想を写真とともにお伝えします。

目次

「CITY SPAてんくう」へ

受付

CITY SPAてんくうは併設しているJR九州ホテルブラッサム大分の宿泊とセットで利用してみました。入り口は大分駅東口を出てすぐのエレベーターから。19Fの受付まで直通しているので、迷うこともないでしょう。

受付は温泉施設らしからぬ高級感と温もりのある雰囲気となっています。奥の窓からは山側の景色や眼下に大分駅の街並みが広がっていました。受付を済ませるとロッカーのカギを渡され、セルフでタオルを取って20Fに上がります。エレベーターと階段のどちらかで上がることが可能です。

脱衣所

脱衣所は陽が差し込んでいていい雰囲気!縦長の木製ロッカーは幅30cmもあるので、ゆとりのある造りでした。パウダーエリアは4台あって、ポーラのアメニティと背景には大分の街並み付きです。

入浴

脱衣所から大浴場に入るとまず内湯から立ち込める煙の隙間から大分市街地が眼前に広がっています!これはすごい迫力ですね。泉質は弱アルカリ性で少しとろみのある肌触りが特徴です。肌が弱い自分としては弱アルカリ性の温泉はすごく助かりました!保湿成分が含まれるお湯から上がった後は、肌もすべすべになって大満足。

内湯を満足した後はひとまずシャワーを浴びます。個別のシャワーブースはかなり広く、シャワーヘッドはミラブルを採用しています。アメニティはポーラのシャワーブレイクで統一され、フェイスフォームが揃っているのも好印象ですね。

同じフロアにはサウナも。まずは一番スタンダードな気がするフィンランドサウナから。室内温度は約96℃、収容人数は3~4人が座れる座席が3段あります。木造と暖かな照明のサウナではフィンランド産の香花石がサウナストーンに使われ、窓から陽が差し込み明るい雰囲気です。

サウナ横にあるのがこちらの水風呂で、水温は15℃に保たれこちらからも大分市を見渡しながら体を冷やしていきます。深めの浴槽でちょうど座るとちょうど肩のあたりまで水が浸かってくれます。

ちなみにアロマスチームサウナもあり、こちらはアロマの蒸気が室内に漂っておりどこからともなく湧き上がるスチームが全身を包んでいきます。スチーム量が足りないと感じたときは、自分でシャワーを掛けてスチームを発生させても良し。室内温度は高くないですが、湿度があるのでかなりじわっとした汗をかくことができますね。

外気浴をするなら室内ではなく階段を上がった21Fのテラスがおすすめ。全部で9つのチェアーがあり、ベランダでは朝日を浴びながらの外気浴も。21Fと高い場所なのと周りに遮るビルなどもないから、別府湾から吹き込む海風がこれまたとても心地いいんですよね。

併設している露天風呂は解放感抜群で、大分市街はもちろん別府湾や国東半島まで見渡せました。天気が良かったので大分の絶景が広がっていました。個人的には右側に見える日本製鉄の工場から出ている煙が朝日を浴びながら立ち上っている様子がとても美しく印象に残っています。

露天風呂の横には高濃度炭酸泉も。炭酸効果で結構の巡りを良くして、身体の芯から温めてくれるそう。水温は38℃なので長時間入浴できますね。もちろん正面には絶景が広がっているので、ゆっくりと景色を楽しみながら浸かれます。

時間帯によって景色の映え方も変わり、朝の時間帯は別府湾からの朝日を拝んで、夜には大分市街地のきらびやかな夜景を眺められます。宿泊利用できているならぜひ朝と夜の両方で景色を楽しんでほしいですね。

外気欲と露天風呂を交互に楽しむのもおすすめです。しっかりと21Fにシャワーブースもあるので、汗をかいたりしても問題なし。こういった細かい気遣いは1人のユーザーとして嬉しいですね。

入浴後

入浴後は脱衣所にある九州乳業のご当地牛乳を楽しむのも良いですし、カフェバーてんくうへ行くも良し。20Fにあるカフェバーはカウンターやテーブルを備えたカフェ形式の飲食店です。こちらからの景色もなかなか良い感じ。

カウンターとテーブルがあるので、1人でもグループでも気兼ねなく利用することができますね。今回は友人とカボスハイボールで乾杯して1日を締めることに。

入浴して温まった体に、冷えたドリンクを流し込むと、、、最高!フリージングされたカボスの風味もしっかりと感じられ、アルコールも多少強めでした。夜になると落ち着いた雰囲気が漂い、ご当地グルメやアルコールを楽しめます。

精算は手元のリストバンドで管理され、受付で一括清算する方式です。

今回は利用しませんでしたが、19Fにはボディケアやヒーリングスパもあります。ヒーリングスパは岩盤浴や中・低温のサウナ、書斎やロッキングチェアのあるてんくうラウンジを400円の追加料金で利用できます。サウナや岩盤浴が好きならぜひとも追加しておきたいオプションだと思います。(私も利用すればよかった・・・)

まとめ

実際に利用してみたところ満足度は高いと感じました。内装や雰囲気はスパというよりも高級ホテルの雰囲気そのもので、ちょっとした気遣いやサービスが至る部分に含まれていますね。

夜と朝のどちらも利用した感想としては、外来利用は営業時間が11:00~24:00に対して、 ホテル宿泊客は6:00 ~ 9:30まで利用できるため、朝のほうが人も少なく落ち着いて入浴できました。

入浴料金は1800円と多少お高めなので、なおさら宿泊で利用するのがおすすめだと思います。もちろん1800円払って利用する価値は十分あると感じましたよ。

今後の大分旅行でもお世話になりそうです。皆さんも参考にしてみてくださいね。 

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