今回は舞鶴若狭自動車道の西紀サービスエリア(下り)(以下、西紀SA)を紹介します。
舞鶴若狭自動車道では唯一のサービスエリアとなっています。丹波の特産品を使用したお土産やグルメが揃い、ベーカリーやレストランも備えているため、ドライブの休憩や寄り道にもおすすめのサービスエリアです。
西紀SAの概要
西紀SAは兵庫県の丹波篠山市にあり、舞鶴若狭自動車道では唯一のサービスエリア。舞鶴若狭自動車道の丹波篠山口IC~春日IC間に位置し、上下線ともに設置されています。
所在地
西紀SAのある丹波篠山市は、兵庫県東部に位置する人口約4万人の街です。丹波篠山市の名産は丹波の黒豆で、収穫期の秋になると多くの人が黒豆を目当てにこの街に訪れます。
舞鶴若狭自動車道の他にJR福知山線も通っており、神戸・大阪にも1~2時間で行けるアクセスの良さも魅力の1つです。
エリアマップ
西紀SAはショップ・トイレの他に、ガソリンスタンドやドッグランも併設しています。
西紀SAの施設情報
外観
西紀SAの外観は、年季の入った1階建ての建物で、西紀と大きく書かれた看板が目立ちますね。ベンチやテイクアウトコーナーも設置されていて、ゆったりとした造りです。
パーキング
大型車と小型車が同じエリアにあり、小型車が入って手前に位置しています。建物に足し対して斜めに駐車する造りです。
トイレ
トイレは明るく清潔に保たれている雰囲気です。サービスエリアとしては少し設置数が少なく感じますが、利用者は多くないため充分なのでしょう。
西紀SAのショッピング・グルメ
ショッピングコーナー
ショップは地方の一般的なサービスエリアと同等の広さですね。丹波の名産品を中心に、兵庫県のお土産もしっかりと揃っています。
お土産は丹波の黒豆を使用したものが目立ちます。訪れた時期がたまたま収穫期だったため、黒枝豆の直売も行われていました。道の駅ではすぐに売り切れることもありますが、ここならまだ残っている可能性もあるのでぜひ寄ってみてください。
人気のお土産は黒豆プリンや、シカ・イノシシなどを使用したジャーキーです。黒豆プリンは私が訪れた時は完売しており、人気のスイーツとのこと。濃厚な味わいと黒豆の食感が人気の秘訣のようなので次回は食べてみたいですね。
丹波篠山市は古くから丹波焼と呼ばれる焼き物も有名で、特設コーナーもしっかりとあります。ほかにも出石そばや丹波のお米など農産物も豊富な印象です。
フードコート・レストラン
舞鶴若狭自動車道でフードコートやレストランが設置されているのはここだけです。そんな西紀SAのフードコートのメニューは、定食・ラーメン、うどん・そばなどです。
定食のご飯は篠山産のコシヒカリを使用し、黒豆を使った味噌ラーメンなど名産を活かしたメニューが揃います。その中でも但馬牛を使った但馬牛丼が気になったので実際に食べてみました。
但馬牛丼(税込み1,380円)
篠山産コシヒカリが敷かれた上に、自家製の出汁で煮込まれた但馬牛と兵庫県産の半熟卵が乗っている贅沢な定食!すべて地元のものを使用しているので、地産地消にも一役買っていますね。
但馬牛は柔らかい食感で、染み込んだ出汁も合わさり美味しいです。半熟卵も絡めて食べるとすき焼き風になりこれも美味しい。
正直言って私は但馬牛やコシヒカリと言われてもあまり違いは分かりませんが、牛丼チェーンで食べるような牛丼とは違いこちらもしっかりと美味しいです。
ただボリュームが少ないのでお腹いっぱい食べたい人には少し物足りないと感じました。
レストラン「丹波路野菜食堂」
レストランの丹波路野菜食堂は、丹波の野菜や農産物を使用したメニューが豊富でした。レストランの中はテーブル席が多く、広くて明るい雰囲気です。
人気メニューは海鮮入りあんかけ揚げ麺(税込み1,250円)で、地元産の野菜がたっぷり入ったあんかけにパリッとした食感の揚げ麺が美味しそうです。揚げ麺は1玉と2玉で選べます。訪れた時には試しに食べてみたいですね。
テイクアウトコーナー
建物の外には西紀名物?の踊りたこ焼きのお店もあります。訪れた時は営業時間外のため開いていませんでしたが、イイダコが丸ごと一匹入ったボリュームのあるたこ焼きが名物らしく、私もぜひ食べてみたいところです。
但馬牛コロッケと呼ばれる但馬牛100%使用のコロッケも魅力的ですね。
ベーカリー「麦の四季」
こちらはベーカリー「麦の四季」で、1か月に20,000個売れている名物の黒豆パン(税込み250円)が1番人気です。大粒の黒豆がたくさん入っていて、見た目もインパクト抜群!
もちろんデニッシュやクロワッサンなどほかにもたくさんの種類のパンが並んでいますね。
また、パンだけでなく黒豆ソフトも販売していて、黒豆の風味が濃厚で後味もすっきりしていて美味しいみたいです。ぜひ試食してみたい。。。
西紀SAの周辺情報
西紀SAがある丹波篠山市は兵庫県の東部に位置し、かつては丹波国として京都への往来も活発な地域でした。もともとは篠山市だったのですが、2019年に市名変更により丹波篠山市となりました。
『丹波』ブランドを大事にしており、ここで栽培される『丹波の黒豆』も全国的なブランドとしてその地位を確立しています。大粒で柔らかな甘みやふっくらとした食感は絶品で、黒豆の中でも最高峰と言われています。
収穫期の10月になると県内外から黒豆を求めに多くの人が訪れ、至る所で直売されていたり道の駅では行列ができています。私が訪れた道の駅では午前中で完売していました。
観光地としては丹波篠山城跡とその城下町の武家屋敷群がおすすめです。情緒あふれる街並みは、歩いてるだけでも楽しい。個人的には波多野家と明智家が争った舞台である八上城なんかもおすすめ。歩いて登れるのでハイキングがてらにどうでしょうか。
西紀SAのまとめ
今回は西紀SAを紹介しました。
名物の黒豆パンや地元の農産物を使用した定食など、特徴的なグルメが多い魅力的なサービスエリアだと思います。
下り方面はこの先150㎞以上はガソリンスタンドがないため、ここで給油するついでに、寄り道してグルメを堪能して休憩するのも良いですね。
丹波の黒枝豆を求める方は是非10月に訪れてみてください。