ホテルに泊まるときこだわるポイントは人それぞれで、美味い朝食を目的にする人や落ち着く空間でゆったりと過ごしたい、もしくは非日常を求める人など。泊まる人の数だけこだわりやリクエストはあるかと思います。
その中でも最近はサウナブームの影響で、温泉やスパに注力するホテルも多くなっている状況。私は別にサウナが好きではないのですが、露天風呂があるホテルはワクワクしてしまいます。
今回紹介するカンデオホテルズ熊本新市街は熊本の中心地にありながら、ロウリュ付きの屋上サウナと展望露天風呂を兼ね備えた都市型ホテル。
熊本最大の繁華街である上・下通りに隣接しながら熊本城も徒歩圏内と、かなり便利な立地にあります。
熊本市内の観光ならおすすめできるホテルなので、熊本旅行を考えている方はこの記事を参考にしていただければ幸いです。雰囲気を掴みやすくするため写真多めの構成にしています。
チェックイン
外観はキレイなビジネスホテルといった感じで、扉がかなり大きいなあという印象です。扉が大きいのはカンデオホテルズで共通しているようです。
フロント・ロビー
エントランスにはエレベーターしかなく、フロントは12階にあるとのこと。エレベーターで12階へ上がり、廊下を通りすぎるとフロントがお出迎えしてくれます。
天井が高く大きな窓が配置されているおかげで開放的な空間に仕上がっています。配色や装飾、使われている素材もシンプルながら安っぽくない高級感のある造りで、HPにもある通り4つ星ホテルとしてのクオリティですね。
フロント奥にテーブル席があり日中は誰でも使えますが、朝食会場としても使われるようです。
フロントが最上階で同じフロアにスカイスパと朝食会場が併設されていました。この3つが全て同じフロアにあるのは珍しい。
アメニティバーは一般的なビジホと同じものが揃っています。
デラックストリプルの客室レビュー
今回の部屋はデラックストリプルで11階の角部屋です。
ベッドルーム
デラックストリプルの部屋がこちら。
面積は30㎡以上でかなり広く、大人3人が利用するなら充分な大きさだと思います。
暖色系の照明で統一され、ラグジュアリーかつシンプルなデザインにまとまっていますね。フロアは絨毯が敷かれ歩き心地も良いです。
シモンズ社製の1,100mmベッドが3つ配置しており、硬さの違う枕がそれぞれ2つ置かれていました。正直1個で充分ですが、私は柔らかめの枕を使うことに。ベッドはやや硬めの低反発なので個人的に寝心地はかなり良かったですね。
ベッドサイドにはランプスイッチと、頭上に小物を置くスペースがあるのでスマホや眼鏡を置くことができます。こういった細かい気遣いがうれしいポイント。
バスローブも上下セパレート式で使いやすかったですよ。
デスク&ソファ
ベッド反対側にはソファとデスク、テレビが付いています。ソファは小上がりタイプで大人3人でも余裕があるくらい広い。。。
デスクは2つあるのでフードやドリンクはたくさん置けますね。私も夜はテレビを付けながら家族でプチ宴会をすることにしました。テレビはスマートTVではないですが、インフォメーションもあるし画面が大きくかなり見やすいです。
ただソファとテーブルだとデスク作業をするのは向かないので、デスク作業をしたい方はダブルの客室を取るなどした方が良いかも。
冷蔵庫は冷蔵と冷凍が分かれていて、大きさ的に飲み物は入りますが食べ物などは厳しいかも。ミネラルウォーターは人数分が置かれていて、グラスやコップのほかケトルやアイスペースも完備していました。
クローゼットは高級感溢れる雰囲気!服が映えます笑
ルームビュー
部屋の眺望は熊本城を臨めるなかなか良い場所でした。ただ角部屋のため右斜めの部屋が見えるのは少し気になりました。カーテンを閉めれば問題ないですけどね。
バスルーム
バスルームは大理石が使われ高級感のある空間!
洗面台は広く、アメニティはグラスと歯ブラシだけと最小限に抑えられています。見た時にノイズが入らないため、個人的にシンプルな造りは結構好きですよ。
浴槽周辺は新築の家に備えられているお風呂といった印象が強いです。浴槽だけでなく洗い場もしっかりとあるのは良いですね。
浴槽は脚を伸ばすこともできるし、広さもあるので大浴場に行かなくても快適に過ごせそう。
シャンプー類はカンデオホテル独自のアメニティです。
その他
防音性
隣の部屋からの音は全く聞こえなかったので騒音などの問題は心配する必要はなさそうです。
しかし、今回宿泊した部屋の真上が朝食会場だったため、6時以降になると椅子を引きずる音が聞こえ、その音が気になりましたね。ほとんどの宿泊客にとっては関係ないと思うのですが。。。
スカイスパで熊本の夜風に癒されよう
熊本で1日歩き回った後はホテルの大浴場スカイスパで癒されましょう。カンデオホテルズの特徴として最上階のスカイスパが挙げられます。
内湯と露天風呂のほか、サウナも併設していて、サウナへのこだわりは全国のサウナーからも一目置かれているとか。。。
私は露天風呂が大好きなのでそれが目当てでこのホテルにした部分もあります。まずはスカイスパのある最上階へ向かいます。カードキーが必要なので忘れずに持っていきましょう。
脱衣所は個別のロッカーと洗面台があり、綺麗に保たれています。どちらもそれなりに個数があるので混んでいてもスムーズに利用できそうでした。もちろん洗面台にはドライヤーなどアメニティがしっかりとあります。
https://x.gd/qumnI
シャワーブースは個別に仕切られ気兼ねなく利用できる造りですね。
同じ空間に内湯があるので入ってみるとこれは正直あまり印象がなかったです。良くも悪くも普通。
https://x.gd/qumnI
https://x.gd/qumnI
【おすすめ】露天風呂とサウナが最高に気持ち良い
そして露天風呂がこちら。結構広い!
https://x.gd/qumnI
照明も良い感じに夜の露天風呂を演出していて開放的でおしゃれな空間に仕上がっています。早速入ってみると湯加減はそこそこ熱めですが、夜風が当たればとても気持ち良いです。。。
そして上を見上げれば夜空が広がりとても都市部のホテルに泊まっているとは思えないほど。これは思った以上に良い!
ただ景色についてはプライバシー防止のシールが貼られているので立ち上がらないと景色は良く見えません。こればかりは仕方ないですが、もう少し見えやすいと良かったですね。
もう1つ珍しいのはサウナが露天風呂と併設していること。展望露天スペースの中にサウナ室を配置するのはカンデオホテルズでは初めてのこと。
https://x.gd/qumnI
https://x.gd/qumnI
これはサウナ→水風呂→外気浴→露天風呂をスムーズに行えるよう動線を考えたうえで造ったようです。サウナはオートロウリュで30分に1回作動するとのこと。
これサウナ好きにはたまらないんでしょうね。大分のスカイスパも似たような感じでしたが、こちらも悪くない。
カンデオホテルズ熊本新市街の朝食
カンデオホテルズの特徴はお風呂だけでなく朝食にも表れています。今回は朝食プランを取っていたので私たちは7時半ごろに訪れたところ、会場は半分くらい埋まっておりテーブル席へ案内されました。
朝食はビュッフェ形式で好きなものを取ることができます。全体的に洋食と和食が半分ずつといったところ。外国人の宿泊客も数組いたので、インバウンド需要も見据えてのメニュー構成だと思います。
和食
和食系のメニューは熊本県産の食材を使用したサラダや煮物があったり、ご飯は高菜飯があったりして特徴的なメニューが多かったですね。
ただご飯は大量に早炊きをしているためかベチャベチャで正直美味しくないです。これは致命的だと思いました。私だけでなく両親も同様の反応だったので、これは改善してほしいところ。
焼きサバはかなり美味しかったので食べてみてほしい。
洋食
クロワッサンや食パンのほか、サラダやヨーグルトなど基本的なメニューは揃っていますね。熊本産ミカンを使用したパンプディングなど地産地消のメニューがあるのも良かったです。
クロワッサンはサクサクで風味もある結構好きな味で美味しかった。
カレーはスパイスカレーと出汁カレーの2種類が用意されていてかなり本格的。
朝食会場は最上階に位置しているので、朝日を浴びながら熊本市街を眺めて食べる朝食は良いものですね。
雰囲気も含めて朝食は美味しかったけど、全体的にもう少し料理のクオリティが上がるとさらに嬉しいです。
カンデオホテルズ熊本新市街の周辺情報
ホテルの周辺は繁華街も近くコンビニやスーパーがあるので利便性は抜群です。夕食は繁華街があるので熊本名物を食べに出歩くのもおすすめ。
今回紹介するのは中華料理店「紅蘭亭」です。こちらは熊本名物の太平燕を提供していて休日は行列ができる人気店です。
店内はガラス張りでスタイリッシュな外観ですが、本格的な中華料理で味は抜群!
太平燕は中国発祥の麺料理で、たっぷりの野菜、エビやイカなどの海鮮、豚肉などの具材と優しくもコクのあるスープに春雨の麺を入れたもの。ちゃんぽんの麺を春雨に代えたようなものです。
これがまたおいしくて。ついつい頼んでしまうんですよ。
美味しいので思わずスープを飲み干してしまうほど。ほかにも春雨や焼きそばなどしっかりと中華料理もあるのでオススメのお店です。
店内は広くゆったりとした空間なので、1人でも気兼ねなく入れる雰囲気ですよ。
カンデオホテルズ熊本新市街のアクセス
アクセスは市街地からかなり近く繁華街の下通に隣接し、熊本城には徒歩10~15分で行けます。熊本駅からは少し離れているので市電を使うのがおすすめ。
車で来ているならこのホテルは悪くないアクセスだと思います。
ただ敷地内の駐車台数は46台と少なく、提携駐車場はありますが、周辺はアーケードなどで一方通行の道路がおおいので余裕を持ってきた方が良いでしょう。
敷地内駐車場は1泊1,300円に対して、提携駐車場は1泊1,100円なので、少しでも安く停めたい方はそちらを利用しましょう。
カンデオホテルズ熊本新市街のレビュー総評
カンデオホテルズ系列は今回初めて利用しましたが、部屋やスカイスパの完成度は高いと感じました。またフロントや朝食会場、大浴場が1フロアに収まっているのは少し驚きましたね。惜しいのは朝食のクオリティが少し低かったことです。あれで2,500円は正直高いなあ。
総合的には満足のいく宿泊体験になりましたし、今後もカンデオホテルズは使って行きたいと思いました。
熊本市内でホテルを探している方はこちらのホテルを検討してみてください。