こんにちは、kodaxです。
2023年8月に宿泊した「THE BLOSSOM HAKATA Premier」の様子をレビューします。
このホテルはJR九州が運営するホテルブランドで、1度は泊まってみたいと思い予約しました。金額はそれなりにしますが、泊まってよかったと思えるホテルだと感じますね。
特に博多や中州へアクセスしやすい立地のため、福岡旅行の際は参考にしてみてください。
THE BLOSSOM HAKATA Premier
THE BLOSSOM HAKATA PremierはJR九州ホテルズが運営しているシティホテルです。
JR九州ホテルズはその名前の通りJR九州のグループ会社であり、多くのホテルが駅直結や駅前といった鉄道会社ならではの立地的な特徴があります。
JR九州ホテルズにはホテルブランドが3つあり、
- THE BLOSSOM
- JR九州ホテル ブラッサム
- JR九州ホテル
その最上位ブランドとして「THE BLOSSOM」系列が存在しています。
ブランドの特徴としてインバウンドや長期滞在型のニーズに適した客室やプレミアム感のあるパブリックスペースなどが挙げられます。また、日本の歴史や文化を反映したデザイン＝和モダンなデザインで統一されています。
もともと博多駅にはJR九州のホテルが2つありましたが、このホテルは「THE BLOSSOM」系列として2019年に博多駅近くに開業しました。
博多駅から徒歩5分の立地にあり、中洲やキャナルシティへのアクセスも抜群です。また、14階のフロアに宿泊した人限定のラウンジスペースや客室のデザインはしっかりとプレミア感のある仕上がりになっていました。
THE BLOSSOM HAKATA Premierにチェックイン
フロント・ロビー
フロントは3階にあるため、エントランスにある3基のエレベーターで昇ります。エントランスからすでにプレミア感を醸し出していますね。
3階のロビーはかなり広めの空間となっており、かなり奥行きがあります。フロントでは3名ほどのスタッフが常駐しており、スムーズにチェックインができました。
チェックイン時にスタッフより夜10時以降に一時的に水が出なくなる可能性があるとの説明を受け、若干がっかりしましたが仕方ありませんね。その代わりといっては何ですが、14階(博多フロア)宿泊者限定のラウンジで利用できるウェルカムドリンクのチケットが渡されました。
ラウンジでこのチケットを渡せば、お茶菓子の提供などをしてくれるようです。これは楽しみ。。。
客室フロア
今回は「HAKATAキング」を予約したので、最上階の博多フロアへ。
エレベーターで上がるとスタッフが待ち構えており、部屋へ案内されました。博多フロアには全13室あり、同じフロアにはラウンジもあります。
フロア全体は明るめの内装ですが、落ち着いた空間が広がっていますね。
THE BLOSSOM HAKATA Premierの客室レビュー
今回宿泊する「HAKATAキング」は広さ28~31㎡で全3室あり、入室するときはカードキーをかざして入ります。
ベッドルーム
ベッドルームは広さも相当あり、1人では持て余すほどの空間です。モダンな機能性を保ちつつ、和風を意識したデザインが随所にちりばめられていますね。
木の風合いや全体的な配色はブラウンやホワイトをベースにしているので雰囲気は明るいながらも、落ち着いた印象です。
ベッドサイズは180cm×210cmで、1人ならかなり余裕を持った大きさです。ベッド自体は低反発のマットレスで適度に硬い感じ。大小2つの枕があり小さいのは柔らかめな一方で、大きいのは硬め。
また、ベッドの両サイドには小上がりのスペースがあり、荷物や小物が置けるスペースがあります。2人宿泊した時にはお互いに干渉せず物を置けるのでこれは良いですね。
スイッチ類も両サイドにあり、照明やUSB充電口やコンセントも付いています。
窓際のソファとテーブルは雰囲気抜群で、博多市街を眺めながらの作業は捗りそうです。
デスク
デスクは横長のデスクとミニバーのあるデスクの2つがあります。ミニバーにはお菓子とお茶のサービスが置かれ、コーヒーマシンも完備。お菓子は石村萬盛堂の博多祝う手サンド、ミネラルウォーターはうきは市の天然水と九州推しです。
ティファール製のケトルやアイスペールも引き出しにあります。
冷蔵庫は一般的な広さですが、ウェルカムドリンクとしてジュースやアルコールのサービス付き。なぜかオリオンビール。。。なお、アイスは冷やせないので注意してくださいね。
テレビ・クローゼット
テレビは壁掛け式の50インチサイズで、インフォメーションから朝食会場と大浴場、ランドリーの混雑状況を確認で来ました。
バスローブやタオルセットが備えられ、ハンガーも上下３セットあり充分な機能性です。消臭スプレーやアイロンも。
バスルーム
バスルームは広い空間となっており、窮屈な感じは全くありません。石造りの壁と材木を使用したデザインは落ち着きのある雰囲気で、ゆったりとした時間を過ごせますね。
洗面台の鏡を開くとベッドルームに直接アクセスできます。必要かどうかはさておき、こういったシステムは割と好き。
洗面台は高級感のある洗面器に、周りにはタオル類やドライヤー、コップ、アメニティが置かれています。
アメニティはPAÑPURI(パンピューリ)で統一され、ジャスミンの香りが特徴的でした、しっかりと2人分ありますね。
引き出しには歯ブラシや入浴剤が2セットずつ。ドライヤーはPanasonic製です。
肝心のバスルームはガラス張りで仕切られ、2人でも余裕の広さです。なんといっても浴槽が檜で造られており、空間全体で檜の香りが感じられます。
浴槽自体もしっかりと足を伸ばせられ、傾斜のついている背もたれにかかりながら最高のバスタイムでくつろげます。
ルームビュー
2つの窓からは博多市街を望むことができ、福岡空港に発着する飛行機を見ることもできます。実は後述する博多ラウンジと同じ向きなので、大画面のパノラマはラウンジから楽しめます。
航空法の関係で高いビルが市街地にないため、14階からでも割と遠くまで見られるのは良いですね。
その他
コンセント(数字は個数)
- AC電源
- ベッドサイド・・・2
- デスク・・・・・・3
- バスルーム・・・・1
- USB-A
- ベッドサイド・・・2
- LANケーブル
- デスク・・・1
防音性
全13室しかないためそもそもの人数が少なく、部屋の間取りも大きいため騒音や物音は全くしませんでした。快適に過ごせるでしょう。
Wi-Fiスピード
THE BLOSSOM HAKATA Premierの博多ラウンジ
このホテル最大の特徴として、博多フロア宿泊者限定のラウンジを紹介します。
利用できるのは最上階フロアである博多フロア(全13室)の宿泊者だけで、まさにプレミア感のあるラウンジです。
私もこのラウンジを利用したくて、わざわざHAKATAキングを抑えたので期待していました。結論としてはかなり満足できるものでした。
博多ラウンジの全景
博多ラウンジは同じフロアに位置し、営業時間は15:00~21:30と07:00~12:00です。部屋へ入る時のカードキーをかざして入ります。
ラウンジ自体はそれほど大きくなく、ソファ・テーブルが5組と中央の小上がりになっているカウンター3組となっています。全13室しかないことを踏まえると、この程度の大きさで充分なのでしょう。
訪れたときは誰もおらずスタッフが1名のみ。さっそくウェルカムドリンクを渡すと、女性のスタッフが抹茶と和菓子を提供してくれます。点てた抹茶を飲む体験はなかなか無いので、和菓子と一緒にありがたく頂戴しました。
抹茶は八女茶を使用したもので、上生菓子との相性は抜群でした。このサービスは外国人にはウケが良さそうだなと思いつつ、スタッフの方にも聞いてみるとやはり好評のサービスのようでお代わりをもらう人もいるのだとか。
ラウンジからは博多市街や福岡空港を望むことができ、福岡空港に離着陸する飛行機を観察することができるので窓側のソファで飲みながら過ごすのがおすすめです。
ドリンク・アルコール
ラウンジといえばドリンクも楽しみの一つです。このラウンジはアルコール類が豊富で一通り揃っています。
その中でも驚いたのがキリンのタップマルシェがあること。普段は居酒屋や小洒落たバーなどでしか見ませんが、このラウンジでは使い放題です。
この日のメニューは
- スプリング・バレー
- よなよなエール
- 瀬戸内ヴァイツェン
- 水曜日のネコ
の全4種類でした。個人的には瀬戸内ヴァイツェンの香りが独特で印象に残っています。
他にも九州産の焼酎やカクテル、日本酒にワインなどアルコール類はとにかくたくさんあります。私はそこまで飲める口ではないので、ビールだけにしましたがアルコール好きな方はきっと気に入るはず。
ソフトドリンクは炭酸系やフルーツジュース、ウーロン茶などが置かれています。特に不満はないですが、できればここにも九州ならではのドリンクがあると嬉しいです。
また、コーヒーや紅茶は専用マシンで提供されていました。
フード
ドリンク類に比べてフード系はおつまみ中心に控えめな印象です。ナッツやフィナンシェ、ラスクなどが置かれていて、明太おかき等少し変わったおつまみもあります。
どれもそこそこおいしいので、ドリンク目当ての肴としてあてにするのが良さそうでした。
冷凍庫にはジェラートもあり、種類はミルク・あまおう・甘夏の3つ。このジェラートを製造している椛島氷菓は福岡県柳川市にある氷菓メーカーです。
北海道産の牛乳と生クリームを使用したミルクジェラートは、濃厚なミルクの味わいが美味しいですね。そしてかなり粘り気が強い笑
あまおうや甘夏も福岡産を使用しており、素材の味が楽しめます。個人的にはミルクジェラートが好み。
なお、飲食物の部屋への持ち帰りは禁止されているのでラウンジ内で楽しみましょう。でも部屋でアイスとか食べれたら良いなとは思いましたが。。。
THE BLOSSOM HAKATA Premierの大浴場
シティホテルには珍しい大浴場もあり、3階のロビー・フロントとは反対側に位置しています。
脱衣所はかなり広く、洗面台も3つ用意されています。やはり新しく清潔に保たれていますね。
大浴場はシャワーブースが8個と内湯1つ、サウナと水風呂が1つずつでした。シャワーブースはかなり感覚が広く快適に使用でき、内湯は6人くらいが余裕で入れるくらいの大きさでした。昭和初期の福岡市街が描かれた鳥観図は圧巻で、お湯もぬるめなのでついつい長湯してしまいます。
サウナはドライサウナで82℃に保たれており、一度に10人程度は入れそうです。
事前に部屋のインフォメーションで混雑状況を確認でき、私が入浴したときは混雑と案内されていましたが、そこまで不快になるほどの混雑感はなかったですね。
THE BLOSSOM HAKATA Premierの朝食
朝食はホテル2階にある「NINE DOORS」が朝食会場です。朝食時間は06:30~10:00となっています。
朝日が差し込み明るい雰囲気で朝食をいただくことができます。横長の空間にはテーブルとイスのセットが並び、奥には大人数用のソファーテーブルもありました。
私は7時ごろに訪問し、スタッフにチケットを渡すとすぐに窓側のテーブル席へ案内されました。会場にはまだ５組ほどしかおらず、混雑はしていませんね。
ビュッフェ形式で窓側には焼き魚や筑前煮に炊き込みごはん、味噌汁やカレーなど和食を中心とした料理が並んでいます。明太子がペーストだったのは少し残念です。
キッチン側はベーコンやグラタンなどの洋食系のメニューを中心に取り揃えられています。サラダは好みの盛り付けにでき、ドレッシングは３種類と豊富な印象です。
また自分で好みのサンドイッチを作れるコーナーでは、ローストポークやチーズ、オニオンなど全13種類の具材から選べます。
ドリンクはお茶や牛乳など全8種類。ケロッグのシリアルもあるので家族連れには便利そう。デザートはケーキとヨーグルトに加えて、オレンジやグレープフルーツ等があります。
朝食としてはいずれも美味しいです。ですが、どれも平均点というか特別リピートする要素がないといった印象。せめて明太子はペーストではなくしっかりとしたものを提供してほしいと感じます。
正直ここで朝食を取るなら、後述するホテル周辺の飲食店で取る方が良いと思います。居心地は悪くないだけにもう一工夫ほしいですね。
なお、８時以降は外国人客が多くかなり騒がしいので静かに食べたいなら７時台に訪れましょう。
THE BLOSSOM HAKATA Premierの周辺情報
博多から徒歩5分・中州から徒歩5分の立地にあるため、博多駅周辺でもつ鍋やラーメンを食べるもよし、中州で飲みまくるのもよし。キャナルシティもあるため、ショッピングにも困りませんね。
コンビニはホテルの向かいにセブンイレブンがあり、ホテル直結のレストランも多数存在します。
今回は少しディープな商店街を紹介します。
川端通商店街
ホテルから中洲川端駅に向かう途中で通るこの商店街は、地元から愛されるお店が立ち並んでいます。
全長400mの通りには飲食・衣料・土産など約130店舗が並び、櫛田神社や中州にもアクセス抜群です。
歩いているだけで楽しいですし、個人的にこの1角こそ博多を表す代表的なスポットとして知られていいと思うんですけどね。
長浜ラーメンとラーメンはかたやの熾烈な争いをうどんチェーンウエストが見守るこの様相はまさに三国志さながらの模様。290円のラーメンとかすごくないですか？
肉肉うどん
夕食のあてにしたのはこちらの肉肉うどん。真っ黒な醤油スープにたっぷり乗せた生姜はうどんとの相性が抜群で、私のお気に入りです。
1000円もあればお腹いっぱい食べられるのも良いですね。
THE BLOSSOM HAKATA Premierのアクセス
THE BLOSSOM HAKATA Premierは博多駅から徒歩5分の立地にあります。
福岡空港から来る方も多いと思うので、博多駅の西13番口から出るとスムーズにたどり着きますよ。もしくは先ほど紹介した商店街に直結の中州川端駅から徒歩10分程度です。
駐車場
駐車場は39台収容できますが、先着順のため時間には余裕を持ってきましょう。1泊1500円です。
39台収容（先着順・予約不可）
THE BLOSSOM HAKATA Premier
ご利用料金 1泊1,500円（13：00～翌13：00）
